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『DNA再び』 2018.8
今日、到着した新刊の箱の中に『オオカミと野生のイヌ』という本が入っていたという。
ちょっとした写真集らしい。犬を飼っているスタッフがさっそくキープした。
わたしの書いた話の中にも狼が出てくる。今、書いているものの中にもヤマイヌが出てくる。
興味を覚え、手に取ると、帯に「オオカミに1番近いイヌは柴犬。3番目は秋田犬」と、あった。
眉をひそめながらもキャッチフレーズにつられて中を見る。
スウェーデン王立工科大学のなんとかという教授が世界中の犬のDNAを調べた結果だという。
一番近いのはシベリアンハスキーだ、と言われれば、なるほどと思うかもしれない。が、この結論には今ひとつ納得がいかない。
ならば2番目がシベリアンハスキーなのであろう、とページをめくり、そこにあった犬種に愕然とする。
「チャウチャウ」
……静かに本を閉じる。
DNAよ。お前はいったい何者なのだ。




