7話 平凡には程遠いな
色々と至らない点もあると思いますが優しい気持ちでご覧になってください
※この文章は10話まで残そうと思います
――あれから五年が経った。
やっぱり、あのあとから神童だのなんだの騒がれてしまい、俺の望みである平凡な暮らしは遥か彼方にとおのいていた。
そこには、俺の家が公爵家であることも関係しているだろう
…そうなのだ、平凡に暮らしたいのに家が貴族で、その中でも王家を除けば最高位の家だぞ?初めてこのことを知った時は家出しようとしたんだが、もちろん使用人にバレてこってりと絞られた。
(ちなみに、そのときは3歳だった)
今俺ことオリオンが暮らしているここ、ガンダーラ王国は魔王を討伐した当時の勇者が建国した国らしい。
王都の名前もスカイジークといってその勇者は絶対日本人だったよな、とか思ったりした。
そしてこの国は異世界・グロウディアにある方位磁石のような5つの大陸の中でも西大陸にあり、国王と数多の貴族達に治められた比較的裕福な国だ。
この国の公爵家であるバルキリー家は勇者を助け、建国後も仕えたある戦士が興した家だそうだ。父さんの代で12代目らしく、また先祖が戦士なので武を重んじる家なこともあって俺の一日はとても忙しい。
朝5時に起きてボッーとしていたらこんなふうに爺やに呼ばれる。
「坊ちゃま!!起きて下さいませ!!朝ですぞ!!」
…こんな感じで家は朝から騒々しい。
朝5時に起きて朝食を食べ、そこから昼まで勉強を行う。この国の歴史や地理、文字もこの時間で学んだ。
昼食を食べたあとは邸内での自由時間だ。俺はこの時間を利用して鍛錬を行い、ステータスの向上を計っていた。そのおかげで今のステータスはこんな感じになっている。
……………………………………………………
名前 オリオン・バルキリー(兒嶋玖也)
種族 人類種族
年齢 5歳
レベル 1/∞
職業 戦王
ステータス
HP 100/100
MP 340/340
STR 24100(+23000UP)
DEX 3480(+3300UP)
VIT 4410(+3470UP)
AGI 13460(+12160UP)
INT 3970(+3000UP)
MND 2960(+2000UP)
LUK 500
スキル 真・剣術Lv10 Max
真・体術Lv10 Max
真・刀術Lv10 Max
無限収納空間Lv―
戦王Lv2(+2LvUP)
人類種族言語Lv5(+5LvUP)
鑑定Lv5(+5LvUP)
スキルポイント・940(-60)
称号 転生者
剣の境地
体術の極み
・ヘルプ
……………………………………………………
とまあ、こんな感じだ。
レベルが上がっていないのにステータスの伸びが異常なのは、やっぱり職業の戦王の効果のようだ。
そして、戦王の効果である魔法スキル習得不可は封印術というスキルで職業を一旦封印することで覚えることが出来るようらしいのだが、このスキルをスキルポイントで獲得しようとするとバカみたいに高いポイントを要求されるのだ。
でも俺は、このスキルを見ていた時にある別のスキルを見つけた。
それがこれだ。
……………………………………………………
智慧の宝庫 Lv― 消費ポイント 3000
……………………………………………………
このスキルを鑑定すると、あらゆる知識を閲覧することが出来ることが分かったので、コレを使って封印術を獲得しようと思ったんだ。
そして、スキルポイントを獲得するにはレベルを上げる必要があるので、尚更貴族ではありたくないというわけだ。だから、家出でもしようかなと思っている。
そんなちょっと過激な将来の展望を描いていると、父に呼び出された。
「なんも悪いことはしてないと思うんだがな…」
そんなことを考えながら邸内を歩いて父の部屋に向かっていると、討魔にこう言われてしまった。
《そんなこと考える時点でもう末期なのである》
そんな他愛もない話をしながら、俺は急いだ。




