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家族で異世界に行ってみた  作者: りゅうポン
第一章 アイリーン王国とワグーナ王国
4/45

演技が上手なのね

群像小説のため、単話で読むと、場所が分り難いと思われますので、一応、1話ごとに場所を書いておきます。


異世界:リベルト村

 ◇ レイカ 一 ◇


 ドサッ!

「痛っ!」

 硬い床に尻餅を着いた。

 急に何?!ここはどこ?

 ……さっきまで、洞窟の中にいたと思うんだけど……

 ザワザワザワ!

 周囲がざわついている。

 見渡すと、私は大衆に囲まれていた。

 ……耳が尖っている……

 という事は、この人達は、エルフ?

 まるで本物みたい。

 最近のメイク技術は凄いのね。

「あなたは、もしや精霊使いですか?」

 一人の男エルフが声をかけてきた。

 ああ、そういう設定。

 ちょうど、私も精霊使いの格好をしている。

「はい、そうです」

「おお、やはり!」

 リアクションも上手だ。

「あなたこそ、言い伝えにより私達が待ち望んでいた、伝説の精霊使い」

 演技力もいい。演技指導の賜物だろう。

「どうか、私達と共に、世界の混乱を鎮めて下さい」

 全員が土下座を始めた。

 ホント、演技が徹底している。

「分かりました。私に出来る事がありましたら、お手伝いさせていただきます」

「「「おおお!!!」」」

 歓声が上がった。

「私は、このリベルト村の長エレニアです」

 先ほど、声をかけてきた、男のエルフ。

「私達は、近年続いている、アイリーン王国とワグーナ王国の争いを解決したいと思っているのです」

「えーと、アイリーン王国と、ワ……、何でしたっけ?」

「ワグーナ王国です」

 設定が細かいのね。覚える必要はあるのかしら?

「……なるほど……伝説の精霊使い様は、この世界とは違う世界から来られた方なのですね……」

 一人で何かを悟り、納得されている様子。

「この世界で分からない事がありましたら、私達が全力で援助させていただきますので、何でもお聞き下さい」

 あ、そういう風に話を進めていくのね。

「ありがとうございます」


 ……そう言えば、アキラさんとルカワ、ルナはどこにいるのかしら……


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