-00- 目次とそれぞれの出来事について
『ミツイのトリセツ』 目次
前編、サキオトトシノミツイ
-01- ミツイを取り扱うにあたって
……まずは心構えを。氏は阿呆であるとの前置きさせていただく。
-02- ミツイと不調の馴れ初めについて
……三衣氏が初めて不調に見舞われたのは、居酒屋の帰りであった。
-03- ミツイの弱点とその検証法について
……己の不調を信じたくない三衣氏。彼に酒精の加護は降りるのか。
-04- ミツイと好物の節制における禁断症状について
……甘味断ち。それは三衣氏にとって苦渋の選択であった。
-05- ミツイの休日の過ごし方について
……自由気ままに脈絡なく過ごす。これが三衣氏の休日である。
-06- ミツイ、過去に会う ~日曜ミツイ劇場①~
……古巣、京都に訪れた三衣氏。そこで氏はかつての友と出会う。
-07- ミツイ、過去を想う ~日曜ミツイ劇場②~
……高校時代のある約束。それは三衣氏をどこまでも縛り付ける。
-08- ミツイ、現状に焦る ~日曜ミツイ劇場③~
……三衣氏はあらゆる事象を想像して先に備える。だが例外もある。
-09- ミツイ、炬燵に潜る ~日曜ミツイ劇場 アンコール~
……独りで潜る炬燵は、どこまでも孤独な暖かさに満ちている。
-10- ミツイの年越しにおける作法について
……深々と厳かに三衣氏は年を越す。独りで。
中編、オトトシノミツイ
-11- ミツイと一人遊びについて
……言葉遊び。一人でも可能なそれは、三衣氏の良き友である。
-12- ミツイと炬燵について
……三衣氏の炬燵は、氏と四半世紀以上を共にしている相棒である。
-13- ミツイの突発的行動について
……三衣氏は計画が潰れる事を厭わない。予定は未定だと笑う。
-14- ミツイと紅葉について
……三衣氏は嵐山を案内した。氏は似非京都人の称号を持っている。
-15- ミツイとおいしい紅茶について
……三衣氏は似非京都人の上に嘘吐きである。どうしようもない。
-16- ミツイの言い訳と開き直りについて
……三衣氏は友に糾弾される事がままある。間が悪いからである。
-17- ミツイと読書について
……三衣氏は本を読み、そして文を書く。そこに理由はない。
後編、サクネンノミツイ
-18- ミツイと極上の甘味について
……三衣氏は極上のモンブランを得て、そして何かを失った。
-19- 追憶、ミツイと聖夜の出来事について①
……三衣氏は過去を振り返り、ぽつぽつと語りだす。
-20- 追憶、ミツイと聖夜の出来事について②
……三衣氏のあるところに雨雲あり。これは世の真理である。
-21- ミツイのトリセツ
……結論、三衣氏が愉快である故に、氏の周りは愉快で満ちている。
-22- あとがきに代えて チヅキ氏 記