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非日常は突然に。
♪~♪~♪
絋斗『ん?こんな朝早くから電話かよ。…………って魅琴じゃんか。』
電話に出て挨拶をした後に用件を聞く。
絋斗『どうした魅琴?』
魅琴は年上だが絋斗は彼女の強い希望により、会話はため口だった。
魅琴『おはよう!絋君!』
絋斗『………で?用件は何?』
魅琴『あぁ~!絋君と話してたら言いそびれる所だったよー。
んでね朝早くから電話掛けちゃった用件何だけどね…………
今日から絋君に新しい家族が出来ます!』
絋斗『は?嘘でしょ?』
魅琴『本当。
で~住む所は、本ッ当~に不本意なんだけど……………………絋君のお家です!!』
絋斗『え?え?いつ来るの?
俺のウハウハ一人暮らしは?っていうか魅琴ん家は駄目なの?』
魅琴『私の帰りが遅いし、ちょっとね~。それに自分で言うのも変なんだけど汚いし。』
決して過剰な表現ではない。
魅琴は掃除能力のみ壊滅的なのだ。
絋斗『(掃除以外なら出来るのになぁ。
断るにしても今までお世話になってる恩を返したいし。)
わかった。で、いつ来るんだ?』
魅琴『え?今日だよ?』
絋斗は軽く目眩を覚えた……。