二匹いたーーー!! ドッペルゲンガー!!!
お盆は私と夫の実家に里帰りである。子猫の寄生虫もどうにかなったので、一緒に連れて行けばいっかー、と平和に過ごしている間に、大変な事実が発覚。
外猫のキジトラのハチワレのオス猫が二匹いる!!!
え、それが? ダメなの?
と言われそう。
ダメじゃないんだよ。ただ、びっくりした。
我が家は、外猫を餌付けしては手術しての地域猫活動をしています。一年前に、キジトラのハチワレのオス猫を去勢したんだよね。
キジトラのハチワレのオス猫は、プディンと長女が命名。
プディンは、純野良から生まれ育ったオス猫で、外飼いしているキジトラのメス猫にくっついて、我が家にやってきたのが一年前。
最初は、距離があったけど、どんどんと近くなってきて、もうそろそろ、罠にひっかかるなー、という頃合いで、捕獲機でがしゃーんと捕獲!!
次の日には手術して、野に戻しました。
いやー、すごいの。顔とか傷だらけにして、捕獲機から逃げようと暴れたあげく、糞尿攻撃だよ。
捕獲機が汚れた汚れた!!
まあまあ、怖い思いもしたんだし、そのまま戻って来ないかもねー、と様子見していたら、次の日には、距離はあるけど、ひょっこり戻ってきました。
私のことは、捕獲機で捕まえたから、距離はあるけど、夫はおやつとかあげて可愛がったので、すぐ、懐いたんだよね。
近所にも、それなりに可愛がられて、このまま、いい感じの地域猫になるかなー、なんて見てたの。
純野良って、やっぱり、警戒心が強いんだね。
すぐに、距離とるようになっちゃって、夫にも寄ってこなくなったの。
「えー、寄ってくるよー。今日もすりすりしてきたよー」
「やっぱ、お父さんは優しいから、懐いてるんだよねー」
夜遅くに帰ってくる夫には、寄ってくるという話だ。
仕方ない。私はプディンの大事なところ手術でとっちゃったからね。
というわけで、諦めて、夏休みに入って、子猫の世話とかで、大忙しな上、暑いから、夜になると、外猫が集まってくる。
「あ、来た来た」
外飼いしてるキジトラのメス猫は、わざわざ要求鳴きを窓の外からしてくるので、夏休みで暇してる娘二人と、外でエサやりしてました。
我が家は、土日祝日は、いいエサをあげる、と決めているのだけど、キジトラのメス猫が久しぶりに姿を見せたので、奮発して、いいエサをあげました。
「あれ、プディンちゃん、珍しいねー」
「近いね」
いつも距離がある、というよりも、人がいない時に食べにくるプディンちゃんが、私の横にあるエサ皿で食べてます。おう、触れるよー。
「にゃーん」
後ろからも猫の鳴き声。新入りかー、と見てみれば、キジトラのハチワレのオス猫がーーーー!!!
「ちょ、ちょっと、プディンちゃんが二匹いる!!」
「え? え?」
「どこどこ?」
隣家との境にある塀の隙間から、もう一匹のキジトラのハチワレのオス猫の姿を見て、娘たちもびっくりだ。
慌てて、家からもう一個、豪勢なエサを持ってきて、もう一匹のキジトラのハチワレのオス猫にあげました。そっちは、やっぱり、まだまだ距離があって、逃げ腰になりながら、食べてました。
「えー、この猫、近いんだけど」
「撫でれるよー」
「あ、首輪の跡がある」
「足、怪我してるねー」
べたべた触っても、全く気にしない、キジトラのハチワレのオス猫。むしゃむしゃと食べて、すり寄ってきて、と人懐っこいの。
これは、元飼い猫だ!!
よくよく見れば、プディンとキジトラのハチワレのオス猫は違う猫だ。
プディンは、丸っとしている。顔も丸いの。
だけど、キジトラのハチワレのオス猫は、四角四角してる。痩せてるけど、体もがっしりとした筋肉。
「わかったー、お父さん、この猫のこと、プディンと勘違いしてたんだー」
一匹だけだったら、プディンだと勘違いしちゃうよ。
実際、しばらく、この猫とプディンは見分けられなかった。
「じゃあ、この猫は、プディンの偽物だから、ブディンと呼ぼう」
もう、面倒臭くて、そう命名されたキジトラのハチワレのオス猫のブディンは、やっぱり、元飼い猫で、家に入ろうと必死にくっついてきました。
子猫も同じ頃に保護したので、ついでに、とブディンの去勢手術の予約をとしました。なので、
「一週間後に、ブディンは手術です。捕獲のために、いいエサをあげましょう」
「はーい」
「わかったー」
前日には捕獲しないといけないので、家族全員で、ブディンにおやつあげたり、いいエサをあげたり、と可愛がったのだけど、いざ、捕獲となると、どうしよう、となりました。
これまでは、捕獲機だったんだけど、捕獲機に馴らすまで、それなりに時間をかけたから出来たこと。
しかし、ブディンは一週間後と、捕獲機に馴らす時間がない!!
予約したけど、捕獲出来なかったらキャンセル出来るので、とりあえず、キャリーを準備して、エサで釣って、入れてしまおう、とザルみたいな計画をたてました。
あっさり、キャリーに入りました!!!
こうして、ブディンは、手術され、地域猫として、我が家の庭に住みつきました。




