子猫のことで大変だから、幻聴が聞こえる。幻聴じゃなかった!!
夏休みが終われば、学校が始まります。やっと学校に行ったかー、と喜んではいけない。
夏休みが終わると、夜の塾が始まるー。
長期休みの時は、日中の塾でした。なので、日中の送迎だったので、夜の送迎はなくて、楽でした。それも、長期休みが終わると、通常の時間帯に授業となります。
塾に通わせるのは、夫の考えです。小学生の間だけ、塾は強制です。中学高校は、本人の学力次第です。
長女は、塾に通いたくなくて、中学高校では、成績を中位にキープし続けています。全ての教科を中位に保つという万能な成績に、普段の素行について、注意出来ない。
次女は、集中力がないので、塾の他に、そのー、あのー、能力開発? みたいな習い事を週一で通わせてる。次女には合っていたようで、徐々に、能力はあがっていたりする。週一なんだけど、効果があるのにびっくりだ。だけど、次女には不評である。
「お姉ちゃんにもやらせてよー」
「あー、お姉ちゃんは、化け物みたいな頭だから、これ、意味ない。すぐ、卒業だよ」
ちょっとした事情で、知能テストをした長女の頭は、普通の人の二倍の速度で物を考えられるという。なので、次女の要望は却下である。
長女も塾に通ったので、次女も塾に通うこととなったんだけど、そこも、個人差がある。
長女は、集団授業を受けて、常に中位の成績だった。何も言わなくても、宿題から予習復習もこなしていたので、集団授業のみで、十分だった。
次女は、集中力がないので、個人授業を受けてる。集団授業であれば、国語算数理科社会の四教科なんだけど、次女にはそれをこなす底力がないので、国語算数のみを個人授業でうけている。
長女の集団授業の授業料と次女の個人授業(2教科)の授業料は同じ!!
能力の差は、かかる費用にも差が出てくる、ということを実体験しました。親が出来ることって、子どもの能力を伸ばすために、金出すことなんだよね。努力するのは、子ども本人だから。
だけど、最適な選択をするのは、親なんだよねー。小学生に、そんなこと出来るわけがないよ。
塾についてのグチグチは置いといて、夏休みが終わったので、次女の個人授業が始まりました。
夜なので、晩御飯を食べてから、塾に送っていきます。その日も、普通にご飯を食べさせて、塾に送っていったんだけど、いつも早めにつくので、車の中で時間つぶしをしていました。
「お母さん、猫鳴いてる?」
「幻聴だと思いたかった」
私だけだったら、幻聴なんだけど、次女も聞いていた。
その日は、台風の急接近で、風がすごかった。こういう時、危ないから、と親猫が子猫を連れて引っ越ししたりすることがある。
鳴き声は、子猫でした。
「子猫、探してみる?」
「探す!!」
次女、スマホのライトを頼りに、本当に、子猫を探しに行っちゃいました。
でも、人が近づいたりすると、子猫の鳴き声は止まります。反響もあって、結局、見つけられなかった次女。
「親猫が迎えに来るよ」
「来なかったら?」
「病気とか、あとは親離れの頃でなければ、迎えに来るよ」
鳴いている子猫は、まだ、親離れ出来ないくらい小さいはず。親離れする子猫は、無闇に鳴いたりしない、とネットで読んだことがある。
子猫は親猫を呼んでるから、病気とか、そういうのでなければ、人の気配がなくなったら、親猫が子猫を連れて行くはず。
「ショウちゃんみたいな猫だったら?」
「あれは、まあ、親離れの月齢だったから、特殊だよ」
我が家で保護してる子猫ショウちゃんは、生後二か月だったから、ギリ親離れだから、親猫から持捨てられたわけではない。
「時間だから、もう行きな」
「う、うーん」
そういうことをしていると、あっという間に塾の時間。次女は、まだ諦めきれないけど、塾に向かって行きました。
しばらくは、私も様子見していると、また、子猫が泣き出します。ちょっと気になるので見に行ったけど、やっぱり、見つからない。
子猫を保護すると、夫からはいつも言われるのは。
「親猫はいなかったのか?」
ということ。子猫だからと、無闇に保護していいわけではない、と夫は注意しているのだ。
今回の子猫の鳴き声は、明らかに、親猫がいる。見捨てられていない限りは、人が手を出していいわけではない。
でも、次女は気になるんだよねー。困ったー。