不細工だよ!! 可愛いよ!!!
子猫ショウちゃんを保護してすぐ、写真をラインで送って、それを見た夫は。
ぶさいくな猫だな。
と思ったそうです。そんな夫の隣りで、次女は。
「可愛い!! すぐ帰りたい!!」
と写真を見て、一泊予定だというのに、帰宅をせがみました。
ちなみに、長女は。
「可愛いねー」
と子猫を何かと触ったりしていました。
次女、キャンプから帰ってくると、もう、子猫ショウちゃんに夢中です。ケージの中で遊べる玩具を手作りしたり、遊んであげたり、触ったり、とすごかった。
次女、猫用の玩具を手作りしたんだけど、これがまた、すごいの。
材料は、
タコ糸
キッチンペーパーの芯
プールで使っていた魚の玩具
よく鳴る鈴
キッチンペーパーの芯にタコ糸をセロハンテープでくっつけて、長く伸ばしたタコ糸の先に、魚の玩具と鈴をくっつけただけの玩具なんですが、これが、すごいの。
ケージのてっぺんの隙間からから魚と鈴を垂れ下げて、キッチンペーパーの芯はケージの外から、釣りをするみたいに、玩具の魚と鈴を子猫の前に垂れ下げて、子猫にじゃれさせるの。
それから、徐々に、玩具の魚と鈴を上へと移動させて、最後は、子猫が後ろ足立ちになればどうにか捕まえられるくらいの高さに、タコ糸を調整して、キチンペーパーの芯をケージの外に立てかけておくの。
子猫ショウちゃんは、すっかり、玩具の魚と鈴に夢中で、後ろ足立ちになって、必死です。
捕獲出来れば、じゃれるんだけど、手放すと、キッチンペーパーの自重で、勝手に玩具の魚と鈴は元の高い位置にぶら下がります。
これを見て、思ったのは。
これ、夏休みの工作に出来そうじゃん!!
何か見て作ったのかもしれないけど、この単純だけど、子猫を飽きさせない玩具に、私は驚かされました。
だって、あの狭いケージに隔離されながら、子猫は、運動出来るんだよ!!
写真撮って、学校新聞みたいなのを作れば、いける!! と心底、思いましたが、面倒くさがりの次女にはそんな気はなく、夏休みの工作として発表されることはありませんでした。
私も夫も絶賛する工作は、子猫ショウちゃんのお気に入りとなりました。
さて、ショウちゃんの手術も終わったので、せっかくだし、と私は家族全員に、保護当時と今のショウちゃんの写真をラインで送りました。
それを見た夫は。
「不細工だったのが、こんなに凛々しくなるなんて」
やっぱり、保護当時は不細工だと思ってたんだなー。私も、写真を改めて見れば、保護当時は、ショウちゃん、不細工だったよ。
だけど、長女も次女も、これ見て、可愛い!! と言ったんだよね。
今では、見違えるほど凛々しく可愛くなったショウちゃんと保護時のショウちゃんを見比べて、次女に聞いてみました。
「保護時って、本当に可愛いと思ってたの?」
「思ってた!!」
「今は?」
「ブサ可愛いだよ!!」
同じようなことを長女も言った。
きっと、娘たちには、ぶさいくな猫も可愛いと見えるフィルターが目についてるんだなー、とこの時、思いました。
保護時は、私も不細工な猫だなー、と見てはいたけど、長女と次女は可愛いを連発していました。
「立派な猫好きになって良かったじゃないか」
「そうだねー」
夫はそういうので、私も同意するしかない。不細工で、ボロボロな猫でも見捨てない、いい子に育ちました。