第七の封印
皆さんこんにちは、加藤良介です。
トランプさんが大統領になって半年、如何お過ごしでしょうか。
残念がっている人、不安に思っている人、憤っている人、喜んでいる人、様々だと思います。
私はと言いますと、不謹慎ではありますが、毎日のように話のネタを振りまいてくださるナイスなお爺ちゃんだと楽しんでいます。
世界相手に関税戦争起こしてみたり、ゼレンスキーと喧嘩したり、イーロンと喧嘩別れしたり、ぷーちんに袖にされたり、イランにバンカー・バスターぶち込んだりと、ほんとこの人は話題が尽きない。
国際政治を舞台に華麗なるショータイムを披露しています。一期目も凄かったけど、捲土重来を果たした二期目は神かがっています。
( ̄▽ ̄)//よく疲れないのね。
私なら数日寝込むような激務をこなしています。
さて、私はこれまでトランプさんに関してはあまり言及してきませんでしたけど、NATO及び日本がらみの軍事費のお話がクローズアップされたので、取り上げてみたいと思います。
トランプさんは言いました。
( `ー´)ノ「各国の軍事費はGDP比5%でヨロ」
私
(。´・ω・)?「えっ、マジて言ってんの」
実に不思議です。
何が不思議かと言えば、これまでの国際政治では、「軍事費を下げろ」「軍縮しろ」みたいな話が主流で、「軍拡して」と頼まれることが無かったからです。自国の軍拡するぞーと叫ぶ奴しかいませんでした。
まぁ、NATO各国が冷戦後、極端に軍事費を削ったので、ウクライナ戦争が勃発したという側面はあると思いますので、それほど変な話ではないようにも聞こえます。
しかしですよ。
私的に軍拡をしてはいけない国が、この世界には二か国存在すると思っています。
それがドイツと我が日本。
あっ別に、私が護憲派の平和主義者だから軍拡に反対しているわけではありませんよ。
むしろ、昔から歴オタ兼ミリオタをやらしてもらっているので、自然と戦史オタという更なる厄介オタにクラスアップしている状態です。
その厄介オタの感想なのですが、
(`・ω・´)//この二国の軍拡推進は止めとけ。地獄を見るぞ。世界が。
マジでこう考えます。
だって有史以来、この二か国は常に戦争強いのよ。ここ80年が例外的に弱いの。しかも、自然に弱くなったのではなく、自発的に弱くしてんのよ。そこんとこをトランプさんには考えて頂きたいものです。
まず、ドイツですが、私はドイツ人が戦争が下手だった時代を知らない。
おフランスの天才ナポレオンにぶっ飛ばされたことはありますけど、あれは相手が千年に一人の天才だから仕方が有りません。それ以外だと第一次世界大戦での敗戦が思い浮かぶのですが、こと戦場においての大きな敗北は少ないでしょう。むしろロシア帝国相手のタンネンベルグ会戦の、大勝利が挙げられるほどです。
ドイツは経済、金融、外交、生産などを駆使した、総力戦に敗れたのであって、軍が弱いから負けたわけではないと断言できます。
ドイツの人たちは歴史的に見ても国際政治とかは今一つですけど、戦場での効果的な殺人技術について、この人たちの右に出る者はいないでしょう。
ドイツ人の御先祖であるゲルマン系のゴート族なんかは、私が愛してやまない世界帝国であったローマ帝国を滅亡させました。
ドイツ人は歴史に登場した瞬間から、戦争に強い人たちなのです。
ドイツ軍と言えば戦車が有名ですが、戦史的に言えばドイツ軍最強の発明は、「参謀本部」です。
今でも、どの国にでも当たり前のように存在している組織ですね。
軍事行動をいかに効率的に展開するかを考え抜くのが参謀本部の仕事です。それを発明したのがドイツ人。
この参謀本部の作戦能力もあり、普仏戦争ではドイツはおフランス相手に圧勝しました。
こと、陸戦においてドイツ軍の強さに匹敵するのは、全盛期のモンゴル帝国ぐらいではないのでしょうか。
もう一つが我が本朝。
我が国はドイツと違い、対外戦争の経験値は不足しておりますが、それでも戦争での強さは世界トップクラスです。
有史以来、戦争でボロ負けしたのは、「白村江の戦い」と「太平洋戦争」の二つだけです。
白村江の戦については言い訳不能なボロ負けですが、太平洋戦争に関しては、国力の割にはよくやったというのが個人的な感想です。
ちな、太平洋戦争開戦前の国力比は十倍以上。鉄鋼生産能力に関しては百倍以上の差をつけられていました。
むしろよく、これで戦争へと舵を切ったなと呆れるレベルの差が有りました。しかしながら初戦は大勝利のオンパレードで、結果として短期間で西太平洋を制圧した事実は重いでしょう。
よく考えてください。百年ほど前はちょんまげを結っていた我々が、複数の航空母艦を編成して、太平洋を舞台に世界最先端の戦術である、航空機動艦隊決戦をアメ公相手にやって見せたんですよ。とんでもないことです。これによりオランダと大英帝国の、東アジアにおける権益を吹き飛ばして見せたのです。
日本がその歴史上、最もハイレベルの軍事力を保有していたのは、戦国時代末期の豊臣政権の頃でしょう。
パラノイア老害おじいちゃんと化した豊臣秀吉が、何の罪もない朝鮮に出兵し、瞬く間に同地を制圧しました。その後、応援にやって来た宗主国である明朝の大軍と交戦。戦線は膠着状態となります。戦況は補給線が崩壊した日本軍が撤退することで、休戦状態となりますが、天下の明軍と戦って互角は凄いです。
明軍って「土木の変」や「後期倭寇」とかの印象で弱っちいと思われがちですが、んなことはない。
明朝はおそらく、世界で最初に大砲を野戦運用した国です。
ヨーロッパでの野戦砲の大規模な活用例は、1512年の「ラヴェンナの戦い」ですが、明軍は1449年の「土木の変」で、野戦砲を活用していることが確認されています。当然1592年に勃発した文禄・慶長の役でも使用されたでしょう。そんな軍事先進国相手に御先祖様は、火縄銃で対抗したのでしょう。
その後、徳川幕府により約260年に渡る平和な時代「元和偃武」が始まります。途中、徳川綱吉が施行した「生類憐みの令」などで、日本人は穏やかな性質に変わっていったとされます。
しかし、そんな平和な時代を過ごしても、明治維新以降の富国強兵政策により、ご維新から僅か数十年で、清朝とロシア帝国相手に互角以上の戦争をして見せたのです。我々は。
要するに、260年のブランクですら関係ないってことなんですよ。
(/・ω・)/260年って。こうなったらもう、DNAがそうなっているとしか考えられん。
ドイツと日本の軍事費を増額するという事は、21世紀においてドイツ陸軍と帝国海軍が復活するようなものでしょう。
なろう風に例えるのであれば、封印されていた魔王を復活させるようなものです。
ロシアと中国という新しい魔王に対抗するために、古い魔王を復活させてぶつける気のなのでしょうか。しかしながら、ロシアと中国に比べ、ドイツと日本の戦争への集中力は一枚上手であると思うのですよ。
ロシアや中国はトップの連中は優秀だったり戦争に意欲的だったりしますが、一般ピープルはそこまで本気で取り組みません。てけとーにやります。中国では「良い鉄は釘に向かない」という諺があるらしいです。意味としては、優秀な人材は兵士に向かないという考え方の様です。
しかしドイツ人や我々は、実に真面目に戦争に取り組みます。家柄、頭脳、身体共に最優秀の人材を軍事に投入いたします。そして、一兵卒ですら真剣に戦いに向き合います。それは歴史が証明していると言えるでしょう。
こんな言い方はなんですけど、我ら旧枢軸陣営(イタリアを除く)からしてみたら、ロシアや中国に対して、事、戦場における大量殺戮の手練手管に関して後れを取るとは思えんのよ。
( ̄▽ ̄)//舐めんなよ。
そんなドイツと日本の軍事費の増額。
この増額要請を受けて、私はヨハネの黙示録を思い出しました。
以下、我らなろう作家の大先輩からの引用です。
ヨハネの黙示録 第八章
小羊が第七封印を解いた時、半時間ばかり天に静けさがあった。
それから私は、神のみまえに立ている七人の御使を見みた。
そして、七つのラッパが彼らに与られた。
中略
第一の御使いが、ラッパを吹き鳴らした。
すると、血の混じった雹と火とがあらわれて、地上に降ってきた。
そして、地の三分の一が焼け、木の三分の一が焼け、また、すべての青草も焼けてしまった。
第二の御使いが、ラッパを吹き鳴らした。
すると、火の燃えさかっている大きな山のようなものが、海に投げ込こまれた。
そして、海の三分の一は血となり、海の中の造られた生き物のの三分の一は死に、舟の三分の一が壊されてしまった。
私的勝手な解釈によると、第一の御使いがドイツ。第二の御使いが我々日本です。
最後の審判に向かう、第七の封印の内の二つが解かれようとしています。
・結論
(/・ω・)/悪いことは言わんからやめとけ。
それが君らの為でもあり、我々の為でもあるのです。
トランプさんには、我々の右手の封印を解かないでもらいたいものです。最後の審判の日が近づきかねん。
終わり
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