【エピソード1 】気がついたら、目の前には巨大な岩!!ここは何処?!
ひょんな事から、口に出したら具現化しちゃう能力を身に付けた僕?!
しかし、その能力は35文字まで…
『傍からは、ヒーローっぽく見える』自分のチカラに悪戦苦闘しながら
口下手の自分にかわり、代弁してくれる『知的で表現上手なパートナー』を見つけ、自分の記憶を取り戻す為に
僕?!のアクシデント、ハプニング満載の伝説の旅が 今始まる。
ガツッ!ガツッ!
…
『痛っ!』
ガツッ!ガツッ!
……
『痛いっ!痛いって!』
……
なんなんだ!
顔に当たる小さな刺激とやけに眩しい光を感じ、僕は目を覚ました。
『何処だ、ここ?』
半目を開けた視界に映ったのは…
身に迫る巨大な岩!!
『ギャァァァァ!』
すんでのところで 躱した僕に 巨石は更にのたうち回って
追い討ちをかけてきた。
『あ、やばい。死ぬかも…』
僕は、咄嗟にプレスされたエビせんを思い出す…
……
口に出した途端、岩は僕の上を楽しそうにジャンプして
通り過ぎた。
あ、生きてる…
僕は、ズキズキ痛む頭と怪我だらけの身体を確認しながら
現状を思い出した。
アソコから落ちたのか!!
……
どうも、10メートル以上、頭上の崖から落ちたようである。
不運な中にも、崩れた岩の下敷きからは逃れられたのは
幸運だった。
ため息をつき、これからどうしようと我に帰った僕であったが
『ここ、どこ?!僕は誰?』
口に出した僕に、空から地図が降ってきた。
『何事?!』
全く理解できない現象に 僕はしばらくパニックに陥った。
数分後、空から人名らしきものが書いてある紙が降ってきた。
……
二回目の小さな落石、その後の死を覚悟した巨大な岩、地図、名前の書いた紙…
時間差で 口に出した具現化能力を僕は何故か身に付けたようだ。
漫画の様な展開を 僕は他人事の様に受け止めた。
空から、RPGっぽいBGMが聞こえ、僕はこの名前でエントリーされた事を知った。
✶✶ 天宮悠人 ✶✶
『ピコーン』
何故か、先程までの服と荷物は消え
『地味な服』を着てゴルフのアイアンぐらいの『木の棒』を持っていた……
どうやら、エピソード1の終わりを告げた様である。
妄想好きな貴方に贈る、笑ったり泣いたりはしない物語。
この物語はフィクションであり、けっして、筆者とその家族の物語ではありません。
信じないかはあなた次第です。




