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もし君だったらどうする?
ド派手なスーツを着た道化師が
にやり笑って手招きしたら
生きてくだけの日常に
ふと横切る万華鏡色
一歩踏み出したら
そこは天国?
苦しみも悲しみもない世界なんて存在はしない
誰かを思えば胸が痛く
一人でいれば誰かが泣いてる
権力も財力も夢もすべて実力
欲望の触手を絡めつかす
抜け出すの?それとも塗れるの?
綺羅びやかに澱む乱反射の海に
誘われるままされるまま
ガーネットグラス飲み干せば
体中が毒に溺れる
ブレた視点の常識に
ピアノ線の綱渡り
落ちて行く先は
網目の迷路
誘惑の甘美な蜜を塗りつけても孤独が増す
裸になっても信じきれず
抱きしめられて痛みに震える
正しさも間違いもどちらともが悪夢
胸の扉から零れ落ちる
諦めるの?それとも逆らうの?
硬質にけぶる底無しの沼地で