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桜の天使たち  作者: 氷雪杏
29/29

あとがき

 199X年、私と友達二人と一緒に交換日記ならぬ交換小説を始めました。


 内容があるのかないのかわからない夢小説です。主人公は自分たち三人の名前をもじった痛いものでした。

 リレー方式で数行ずつ書き、何となくかっこいい男の子を出してキャッキャウフフさせるという内容でしたが、何か面白いスパイスを入れたいと思い、私が「血のついたナイフを見つけてしまったんです!」というようなセリフを作中の男の子に言わせました。


 それがこの物語のできあがる発端でした。


 この時に交換していたノートが十数年後、私の実家の部屋で発掘される事になります。

 楽しく読もうと思って新しく住んでいた家に持ち帰ったのですが、読み返してみると恥ずかしいやら痛いやら支離滅裂やらで、穴があったら入りたい気分でした。

 このまま闇に葬り去ろうと一瞬思ったのですが、純粋だった当時の色んな輝いていた思い出や懐かしさがあり、もう一度作り直してみようかと考えて、この物語を今度は私一人で再構築し始めました。


 今回、話を書くにあたって、トリックの部分は大幅に変えました。……というかトリック自体があるのか無いのかわからない状態です。トリックのないミステリーなど聞いたことがありませんが、当時のノートの中では、校舎の壁を貫通していたナイフの先を雄一が発見するという設定でした。

 ですがそれはあまりにも無理があります。女子高生が持てるサイズのナイフで壁を貫通できる校舎ってどんだけ壁薄いんだよ! という感じです。


 ツッコミを入れだすとキリがありません。鋭い推理力を持って事件に挑むという設定の美和は実はあまり活躍していないと、書きながら気付きました。ナイフを発見したのは雄一。事件の決め手になる録音をしたのも雄一。その割には勝手に人の会話を盗み聴きしたり、気がふれかけている茶子の家にいきなり乗り込んで事件の内容を吐き出させるという悪行三昧です。


 せっかくリメイクしたつもりが、実は恥ずかしい小説を再生産してしまったような気もします。かといって、原作をあまり大幅に変えるのも気がひけたので、このような中途半端な出来になってしまったのかも知れません。しかし、この三人に愛があるからこそ、ここまで書き終える事ができました。


 原作(と言っていいのかどうかわからない落書き)は、この次にあさみが主人公の話へと続きます。その後に美咲が主人公の話を書くつもりでしたが、残念ながらリアルでクラス替えがあり、三人が離れ離れになってしまった為、美咲が主人公の話は最初の二ページで終わってしまっており、全然内容を決めていない状態でした。


 今回リメイクした話ではあさみ、美咲が気になる相手の男子の出番は完全にカットしています。

 いきなりメインキャラを6人+αを出しても混乱しそうですからね。

 でも、次回作からだんだんとキャラも増えてくるので、人物説明を入れないといけませんね。

 それでなくてもメインの「美和」「美咲」の名前が似ていてややこしいですから……。


 美和、あさみ、美咲の設定も原作や『桜の天使たち』の書き始め(今ではなく、ノートを掘り返した十年前くらい)とはかなり異なってきているので、今回若干の修正をしました。主に美和の過去を匂わせる文章を加筆したのですが、物語中に出てくる過去の美和の恋について語ることができるのは当分先になります。どうぞそれまでお付き合いしてくださるとうれしいです。



 物語を書いているうちに、美和の性格が少しずつ変質してきており、現在の私がこの物語を書いたとしたら美和と雄一は簡単には付き合ったりしないと思いますが、付き合わなければ続きの話も生まれなかったので、さくっと付き合ってしまった当時の美和には敬意を表したいと思います。


 冒頭で、三人の主人公をそれぞれ自分の名前にしたと言いましたが、私はさて、誰なのかというと、モデルはあるのですが、すでに自分の中で全員が可愛い私の子供になってしまっているので、私一人で執筆した時点ですべてのキャラが私の分身になってしまっています。

 書いているうちにどのキャラにも愛着が湧いてきてしまいますね。


 他の誰かに自分の作品を読んでいただくのは初めての上、恐らく改行が少なく読みづらかったでしょうが、最後までお付き合いくださってありがとうございました。

 あさみが主人公の二作目、美咲が主人公の三作目、そしてそれ以降の話もありますので、また近いうちに少しずつ投下していきたいと思います。


 重ねて、読んでくださってありがとうございました。

 これからも天使シリーズをよろしくお願い致します。

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