第三話 侵略
トロデントタウンから使者がやってきた今エレガノと話している
どうやらアステリアが攻めてくるそうだ。それもこのゴブリンの巣窟がある森をよぎるらしい、どうやらトロデントタウンの攻防が硬いためフォンランドに直接軍隊を送るのにこのジェラレート村を占拠しここを足がかりにし攻略するとの報告を受けた。村の若者は「フェラム殿戦になるのですか?」と聞くフェラムはもちろんエレガノからその話を聞いている。「村の集会所で会議が開かれるそのときに詳しい説明をする」とフェラムは答えた。
夜になると皆集会所に集まりだす。そして土台に乗ってエレガノが演説をする。「ジェラレート村は危機に瀕しているアステリアの軍がここを足がかりにするとの情報が入った我々は砦を強化しこれを向かい打とうと考える」
若者がそれを聞いて不安がると
フェラムが今度は「皆アステリアの攻撃から凌ぎ切ろうがんばるぞジェラレート村のために」剣を掲げると村の若者が「オーーー」
と士気を顕わにし高ぶる意識を戦いの力へと変える
そして着々と準備を続けるのであった。
ついに偵察部隊から狼煙が、アステリアの軍隊が散開してこの森に入ってきた。
ジェラレートの民はこの森について詳しい敵はおよそ250これを三部隊に分けて攻め入ってくる。
エレガノが「手はず通りだこの砦を死守する」偵察部隊は帰還し次の戦の準備をするよう指示を出す。
アステリアの軍隊は森をさまよっている地形に不慣れでトラップに引っかかりつつもジェラレートに近づいてくる。フェラムの偵察部隊が戻ってこない。エレガノは何をやっているんだと心配そうな顔でイライラする。今フェラムの部隊はアステリア70名近くの相手を15人で倒すつもりだ。どうやら囮となって部隊の進行方向を変える。アステリア軍が向かう先はゴブリンの巣窟フェラムはそこへ敵を誘導して、戦力を削ぎ急いでキルドラグーナ砦へ戻る。敵は80にも減った、エレガノは400の部隊に大声を上げさせ敵を威嚇するとアステリア軍はフォーメーションを崩し逃げって行った。
エレガノは「フェラムお手柄だぞ」
フェラムは「何のこれしきゴブリンの相手にもならない」
フェリップは「さすがですねでも敵はまだまだいますから気をつけてくださいね」と助言する
ジェラレート村の警護団は喜びフェラムを英雄だと称えた
月日は流れジェラレートは高い建物を作り人口を増やし国へと進化した。フェラムはキルドラグーナ砦の騎士団で英雄王と称えられる。
エレガノは一国の国王として多忙の身になる。
エターニア暦149年 フェラム38歳になる騎士団長になりエレガノの剣となってジェラレートを守るのであった。
時代は現代に戻りオンムルードは語り終える、フェラムが英雄王として誕生することをしかし、議会は認めなかった。なぜならジェラレート王国は今でも確かに存在しているがアステリア国と同盟を結んでいる。今現段階での情報を提供されても市民を惑わせるだけだ。オンムルードは「話の続きはこれからですしばらく休憩にしましょう」議長は「そうだな歴史の話は長い我々がオンムルードに歴史の依頼を頼み何故平和の時代を築いてきたのか子供たちに教える必要があるからな」
オンムルードは議長の意見を聞いてコクリとうなずく。
そして議会の休憩室に移動するとオンムルードは次の資料文献を準備する。生徒が入ってくる彼はオンムルードの助手を務めるハラインドおっちょこちょいだが歴史の勉強には熱心に取り組む。何故かは理由は知らないが独自に論文をまとめ上げ私に適切なアドバイスで気づかせてくれる。本には気づいては否がかなり頭のよい子だ。
ハイランド「先生余興ですが僕の話を聞いてくれますか」
オンムルードはちょっと今このタイミングではまずいという顔をしながら考え込む。そして「なんだい」とついつい聞いてしまう
ハイランドは「実は僕が歴史の勉強をしたくなったのは家宝としてあがめられていた一振りの猟剣を調べていくうちにフェラムという名前が刻まれていたんです。」オンムルードは驚くもしかしてあの英雄のと脳裏によぎるが今はそれどころではないというと議会に戻るのであった。ハイランドは「先生がんばってください」と応援する。
オンムルードは次の戦記録を説明しますと議会に進言する
議長は「わかったはじめるとするか我々の物語を….」
血塗られた草原
アステリアとフォンランドは常に戦をしている。ジェラレートはそれに巻き込まれる形でフォンランドの軍と一緒に戦うのであった。トロデントタウンの北に位置する血塗られた草原で毎年二、三回は攻めてくるそうだ。
フェリップは進言するトロデントタウンは交易で豊かな町、傭兵の大部分はフォンランドの人間で、ジェラレートが加勢してくれればひっくり返る。エレガノはそれを聞いて「アステリアが攻めてくるのは食糧不足を解決するためだしかしフォンランドの人間がそれを独占してしまって困っている」
フェリップは「それなら食事を提供してあげれば戦争をしなくなるのでは」
フェラムは聞いたことがある、フォンランドとアステリアが戦う理由になった戦争の根源、資源戦争と呼ばれる鉄砲という技術をめぐる戦争だ。