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第一話「始まりの朝」

西暦3110年 日本 茨城県 鹿嶋市


午前7時 とある豪邸にて…


「(?)おはよう、紅薔薇君」


ある老人が廊下を歩きながら遭遇した執事に話しかけた。


「(紅薔薇)執事でよろしいですよ?大将軍様」


「(大将軍)すまない、どうしても名前で呼んでしまうな…」


三峰(みつみね) 信吉(のぶよし)

ナイトのトップに君臨する最上位役職"大将軍"である三峰家の家頭。

現在はナイトとしての活動は行わず、行政活動を中心に行なっている。


三峰家…光属性の血を継承する一家であり、現在では日本のトップとして王位を担う一家。


「(紅薔薇)三峰家たる者、ボケないようにお願いしますよ?」


紅薔薇(べにばら) 甘菜(あまな)

女の子っぽい名前をしているが男である。

彼もナイトであり、ナイトの中でも優秀とされるファーストナイトという肩書きを持ち、大将軍のボディーガード兼執事として雇われている。


「(三峰信吉)このワシがボケることなどなかろう。それより理恵はどこじゃ?」


「(紅薔薇甘菜)お嬢様なら訓練場で戦闘訓練をしております」


併設されている訓練場で…


「(?)フンっ!…まだ浅い!もう一回!って…うわぁ!」


ある女の子が太刀を使い、的に攻撃をして剣術の練習していた時、いきなり的が彼女に向かって斬撃を飛ばして攻撃して来た。


「(三峰信吉)まだまだだじゃな、理恵」


その光景を見ていた信吉は嬉しそうに女の子に話しかけた。


「(?)痛っ〜!的が攻撃してくるなんて知らないわよ?お爺様の仕業でしょ!」


三峰 理恵(みつみねりえ)

三峰信吉の孫にあたる女の子。

幼い頃に闇属性によって両親を亡くし、叔父である信吉に引き取られた。

現在は闇属性に対する憎しみからナイトとして活動し、両親殺害の真相に迫ろうとしている。


「(三峰理恵)もう!また設定いじって!」


「(三峰信吉)でも、少しスリリングで面白かったじゃろ!じゃッハッハッハー!」


信吉は理恵の失態を陽気に笑っている。

…最低である。


「(三峰理恵)いや普通に危ないですから、マジで」


理恵は半ギレになった。


「(三峰信吉)ちょっと冷たくないか?」


自分が蒔いた種なのに何を言っているのだろうか?


「(三峰理恵)怪我したから治療費請求しますよ?」


理恵はさらに冷たくあしらった。


「(三峰信吉)昔はもっとおじいちゃん子だったのに…急に塩対応なって…一体誰のせいじゃ!」


決まってるだろ。


「(理恵・甘菜)アンタだよ」


言ってくれてありがとう。


しょうもないモーニングコントをしていると…


「(スマホ)全ナイトに告ぐ!"シャドー"発生!近くにいるナイトは現場へ急行せよ!」


理恵と紅薔薇のスマホから"シャドー"討伐の連絡が飛んできた。


「(三峰理恵)え?まだ朝ごはん食べてないのに〜」


「(紅薔薇甘菜)お嬢様、いってらっしゃいませ」


紅薔薇は清々しいほどの笑顔でそう言った。


「(三峰理恵)え?紅薔薇さんは?」


「(紅薔薇甘菜)いや〜私は執事の仕事がございますのでパスですね笑」


「(三峰理恵)こういう時だけ自分の立場をいいように使わないでください(怒)」


「(紅薔薇甘菜)まぁまぁ、事実ですし…私はお嬢様が強いと知っていますから」


「(三峰信吉)よし!理恵!頑張ってくるのだぞ!よし!爺ちゃんが見送ってやろう!」


と、信吉が足を踏み出そうとすると


「(紅薔薇甘菜)あなたは今日中に済ませなきゃいけない法案をどうにかしてください!」


紅薔薇に引き戻された。


「(三峰信吉)なんじゃ!見送るぐらいよかろう?」


「(紅薔薇甘菜)前もそんなと言って会議に遅れましたよね?(怒)」


紅薔薇は根に持っているかのような顔でそう言った。


「(三峰信吉)いや〜その、なんじゃ…」


言い訳される前に紅薔薇は信吉を引きずりながら


「(紅薔薇甘菜)行きますよ!(怒)」


といい…


「(三峰信吉)いやじゃ〜!(泣)」


と、子供のように泣きながら連れて行かれた。


「(紅薔薇甘菜) あ!いってらっしゃいませお嬢様」


「(三峰理恵)い、行ってきます…(苦)」


三峰は疲れた顔をして…


「(三峰理恵)まったく…朝から余計なカロリー消費させないでよね」


と、愚痴を軽く溢した。

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