聖女と落ち人の交流
引きニートと聖女の後日譚と設定説明ぱーと2
相変わらず、前々回を読んでないと分かりません。
懲りずに、落ち人視点から始まり、オッサン視点に切り替わります。
私は異世界からの落ち人。元の世界では、OLで腐女子だった。
同じ境遇の人が結構居ることにビックリしたわ。
時間の流れが違う?
語尾に御座るを付けるお爺さんもいる。
初めは生きていくことと、この世界に慣れる事に精一杯だったが、余裕が出てきたらある渇望が生まれてきたの。
「日出る処の天◯」
「風と◯の詩」
「モーリ◯」も好き!
でもこの世界にはBL文化は発展してない。
仕方がないので、この世界で布教するしかないでしょ!
断固たる決意!
布教が目的だが、それだけでは食べていけないので、大衆受けしそうな作品のパク…インスパイアものや百合ものなんかも出版。
薄い本で鍛えたこの腕が唸るわ。
コピー機は無いけど、ガリ版印刷はあった。
先人に感謝。
かなり頑張ったわよ。
熱心な愛読者も現れた。
その結果、危うく危険思想で捕まりそうになった、が、聖女様の慈悲で助かった。
今度会いたいと言われたけど、大丈夫なの?
そして当日、聖女のお付きの赤毛美人さん、私の愛読者の人じゃない?と気付いて、可能性の扉が開く、その切っ掛けを得た事を知った。
ここから再びオッサン解説の始まり〜。
出会わせてはいけない人達が巡り逢ったようだw。
異世界どうなることやら…。
それと気付いて無かったが、時間の流れが違うのな。
実はオッサンは月一交流と思っていたが、聖女は毎晩だったらしい。
聖女も必死過ぎない?(何に対してかは、お察しでw)
聖女の初めての落ち人の交流相手は腐女子だったわけで。
異世界の最新情報の遣り取りが出来ると知られて、
どうしても、BL作品の最新刊が読みたいと懇願されたそうだ。
ちなみに大規模な技術知識の習得は、世界の混乱を招くと女神に止められている。
まあ、聖女の趣味のものならと許可。
今代の聖女に女神が甘いのは、今代の魔王が強力な為。
対抗出来る聖女が次に出てくるか分からないから。女神でも手間がかかる。
そして、オッサンオタクに依頼。
オッサンそのジャンルは無理です〜、と拒否りましたよ。
どう説得するか検討中らしい。
百合アニメの人質ならぬ、もの質がある為、強制は出来ないのが救いだが、諦めてくんないかな。
説明に戻ると、
聖女経由だが、女神様曰く
落ち人を無くせないし、身体ごと落ちて来た人も戻せない。
落ち人が来ないように穴を塞ぐ事は出来ない。
正確には穴は塞げるが、そうしたら生き物絶滅。
オッサンからすると、
飼育箱の空気穴を塞ぐようなもの?
だとしたら、女神のスタンスが分かるわw。
と言ってみたが、聖女笑えないようで引き攣ってた。
落ち人は特殊な人種で、交流も限られた人間しか出来なかった。
その知識は劇薬にもなりかねない。
王政とは違う政治形態の話とかされても困るからだろう。
オッサンの交流が狭かったのも、落ち人と接触させなかったのも、そういう理由。
決して、コミュ障のせいじゃない。
落ち人は国で保護。
保護の意味合いと知識独占もしくは流出阻止。
横浜中華街や神戸の南京町のようなものを想像していたが、出入りは制限されている。ある程度の自治は認められている。
王都内でなく、離れた場所での隔離も検討されたが、魔物の襲撃で貴重な知識を失うことは勿体ない。監視のし易い王都内に。
異世界の知識を得た今代の聖女は、出入り可能になった。
(ゴリ押しもしたが)
ただし、誓約魔法で制限。
護衛とは別に監視も付く。
それでも、かなり楽しんでいるらしい。
良かったね。
…良かったのかな…?
ちなみに、聖女のお世話(色々)が出来なくなってションボリしていたエルザさんは、聖女とキャッキャうふふの材料が増えてご満悦とのこと。
後は魔族関係かな?
途中まで出来てるので、多分投稿するんじゃないかな?
作品例が古いのは、作者の知識不足です。すみません。