疾風は色々知りたいけど知りすぎたくない。
~2話~
「本田さま、お昼御飯どうしますか、作りますか」
「うーん、とりあえず作ろうか?」
「いえ、僕に任せてください!」
「作れるの?」
「さすがに作れますよ…」
疾風はそう言うと台所に行って本田に何を食べたいか聞いた、本田はチャーハンと答えた。
疾風はチャーハンを作って本田の前に出した。
「どうぞ。」
「ありがと、じゃあ、いただきます。」
僕と本田はご飯を食べ始めた。
「ところで疾風くんは何でこの家の手伝いなの?」
「え、いや、すむ場所がなくて、料理や掃除は出来るので…」
「そうなんだ。」
「本田さまは最近何かTVや映画で出ていますか?」
「私はいま撮影してるよ。」
「そうなんですね~」
「うん。」
「最近は撮影で忙しくて部屋の掃除できてないんだよ~…」
「ちなみに次はいつ撮影なんですか?」
「今日の夜8時からだよ。」
「忙しいんですね。」
「うん。」
「あ、ちなみに部屋の掃除って本田さまの部屋ですか?」
「まぁ、それもあるけど家全体の掃除だよ。」
「なら本田さまの部屋以外を掃除してもいいですか?」
「私の部屋も掃除してもいいよ。」
「え、いやでも」
「大丈夫だよ」
「明日から掃除始めますね。」
「わかった」
「では、ごちそうさまでした。」
「ごちそうさま~」
「美味しかった?」
「うん!」
「よかった…」
「まだ2時だね…」
「そうだね?」
「夜ご飯どうするの疾風」
「どうしよっかな~、鍋とか?」
「いいね!!」
「材料買いにいこ!」
疾風と本田は大型ショッピングセンターに車で20分かけて向かった。
疾風は「ここ広いですね~」と言った。
「ここは都内では一番大きいからね~」
「初めてきましたよ~僕の家は…」
「貧乏立ったから、でしょ?」
「はい。」
「なら今日はここ周ろっか?」
「いいんですか?」
「うん、これからの買い物とかも考えたらやっぱりね」
「ありがとうございます!」
疾風と本田は大型ショッピングセンターをまわって鍋の用意を買って家に帰った。
「さて、鍋の準備するので少し待ってくださいね。」
「了解」
疾風はそう言うと急いで鍋の準備を始めた。
「えっと、白菜いれて、ネギ入れて、煮詰めてキノコ類入れて鶏肉入れて豆腐と」
準備は30分ほどでできた。
「んん~、いい香り準備できた?」
「あ、はい、もうすぐできます。」
「やった!」
「お待たせしました。」
「じゃあ、食べよっか。」
「はい!」
と言うと2人は「いただきます」と言った。
「翼さんは好きな音楽とかありますか?」
「私の好きな音楽?」
「はい、曲ですね。」
「そうだね~、GReeeeNのキセキかな~」
「同じです、いい曲ですよね~!」
「あの曲聴いたとき涙出たよ!」
「わかります~」
「わからないけど目が潤う…」
「あ、あと、スキマスイッチの奏もよくないですか?」
「わかる、あのゆっくりのテンポにすごくいい歌詞が入ってて泣きそうになるよね~」
「今回は同意です!」
「やっぱりゆっくりのテンポは結構いよねー!!!」
「ですね~、豚肉入れますね~」
「うっひょー。おいしそう!」
「ですねー」
「そろそろたべれるかな?」
「もう少し入れておきましょ!」
「ところで颯天は渡しがいないあいだは何してるの?」
「部屋のお掃除と洗濯ですね~」
「余った時間は?」
「料理を考えていますが…?」
「明日のご飯の予定は?」
「朝は、食パンとベーコンエッグですかね昼は…」
「私明日の昼はいないからね」
「そうなんですか!?」
「あれ、言ってなかった?」
「何をですか?」
「あるテレビ番組のご飯を食べる番組の…また放送されるときに教えるよ。」
「あ、はい。わかりました。」
「明日の夜は?」
「焼きそばの予定ですがどうですか?」
「いいよ」
颯天と本田は話を終えた。
「本田さま何かたしますか?」
「いや、もういいよ、そろそろ時間だからて、本田さまじゃなくてもいいよ、翼でもいいし。」
「いや、しかし…」
「私は颯天って読んでるんだから」
「わかりましたでは、翼さまでいいですか?」
「様つけなくても良いのに…」
「いえ、これは絶対につけます!」
「わかったよ。」
「では、頑張ってください!」
「うん、ありがと。」
そう言うと本田は家を出た、疾風は洗い物を済ましてTVを見ていた。
「最近はコロナウイルスが拡がっているな~」
TVのアナウンサーが速報を読み上げた、「ここで速報です、今日8時ごろ東京都新宿区の交差点で辻本竜神さん53歳と、辻本明日香50歳の夫婦が車の交通事故で死亡しました、警察は事故の原因を調べています。」
疾風は驚いて崩れ落ちた。