北海道 2泊目
〜13話〜
約束の時間になった、疾風は言われた通り入口に行った。
「おお、来たか。」
「えぇ、約束は守る人間なので。」
「悪ぃな俺らは約束を守らない人間なんだ。」
「いや、ここにいるではありませんか。」
「昼間勝負をするという話をしたな?」
「はい」
「あれは嘘だ。あなたに伝えることがあって呼び出した。」
「なんですか。」
「あの人翼さんですよね、翼さんはめちゃめちゃ美人でナンパされやすいから距離を置かない方がいい、あとあの人この前大きなミスをしてるから元気つけてやってくれ。」
「あ、あの、あなたは?」
「僕は西って言います、翼さんと同じ事務所の。」
「あ、そうなんですね。」
「はい、これ名刺です。」
「名刺なんて持ってるものなんですか?」
「あ、たまたま持ってただけです〜」
「そうなんですね。」
「はい、じゃあ翼さんのことよろしくね、僕は戻るよ、勝負は君の勝ちでいいよ。」
「あ。はい、わかりました。」
と言うと疾風も帰って行った。
疾風が部屋に着いたら不安そうな顔で翼が見てきた。
「勝負どうでした?」
「あ、勝ったよ!」
翼の顔が晴れた。
「勝ったんだ!」
「はい!」
「でも止まれたの?」
「い、いえ、止まれなかったので木にぶつかって止まりました!」
「だ、大丈夫?」
「はい!慣れてますので!」
「そこ慣れていい事なのかな…」
「そんなことより、夜ご飯食べに行きましょ!」
「そうだね!!」
疾風と翼はレストランに向かった。道中昼間にあった西を見かけたが特に会話すること無かった。
疾風たちはバイキングを楽しめるレストランに着き、席に座った。
「おぉ、ここがレストランですか!?」
「そうだよ〜」
「すごい広いですね!」
「そりゃそうよ!」
「しかもバイキング式なんですか!?」
「そうなのよ!」
「早速取りに行きましょ!!」
「うん!」
「おお!カニがある!!」
「ほんとだ!!サーモンもある!!」
「いくらもある!!!」
「す、ステーキが!」
「おお!!これ全部食べ放題なんですか?」
「そうだよ!!」
「すごいですね!!」
「すごいよね〜」
「はい!」
「はやく食べよ!!」
「はい!!」
疾風と翼は席に向かった。
向かってる途中西がいた。
「あれ!西くん!」
「あ、本田さん、お久しぶりです!」
「西くんこんなところで何してるの?」
「北海道で撮影して明日帰る感じっすね!」
「そうなんだ〜」
「ドラマの撮影?」
「そうそう!」
「いつ頃始まるの?」
「今年の春頃かな〜」
「春頃ね〜録画してよ〜」
「ありがと〜!」
「ジャンル何?」
「刑事ドラマですよ〜」
「刑事ドラマか〜」
「そうそう!」
「どの役?西くんには主役は無理でしょ〜」
翼が冗談混じりで聞いてみた。
「い、一応主役っす。」
「え?」
「主役に抜擢されたんですよ!」
「そうなの!!」
「はい!」
「すごいじゃん!おめでと!!そして撮影お疲れ様!!!」
「はい!ありがとうございます!!彼氏とデート楽しんでね!」
翼は照れていた、翼と西は解散した。
「翼さん、西さんとは仲良いんですか?」
「仲良いよ〜同じ事務所だし〜」
「そうなんですね〜」
「さっ、とりあえず食べよ!」
「そうですね!!」
「いただきます!」
「いただきま〜す」
「このカニ美味しい〜」
「ステーキも美味しい〜!」
「たまらないですね〜」
「そうだね〜、疾風くん、このステーキひと口食べる?」
「いいんですか!?」
「いいよ〜、ほらアーン。」
「あ〜ん、美味しい〜ほっぺた落ちちゃいそうですね!」
「だよね〜!」
「はい!!」
「疾風くん、かわいいな〜」
「か、かわいくないですよ、」
「美味しい物食べてる時の疾風くんすごくかわいいよ!」
疾風は照れて下を向いた。
「疾風くん、私もう次取りに行くけどどうする?」
「あ、僕も行きます!!」
お腹いっぱいになるまでご飯を食べた翼と疾風は部屋に戻った。
「疾風くんこの後どうする?」
「この後はお風呂では?」
「いや、この時間混んでそうだからもう少しあとにしない?」
「あ、はい、いいですけど、それまでの時間何するんですか?」
「そうだね、モンハンやろっか!」
「あ、そうですね!」
翼と疾風は午後8時までモンハンをやっていた。
「翼さんもう8時ですよ!」
「全員集合?」
「それはドリフの番組では?」
「なんで疾風くん知ってるの!?」
「私でもあまり知らないのに!」
「親の影響ですね!」
「そうなんだ!」
「でまぁ、その話は置いておいてそろそろお風呂行ってもいい頃では?」
「そうだね、それじゃ風呂いこっか〜」
「はい!」
と言うと2人はお風呂に入りに行った。
疾風が男子更衣室で服を脱いでいると西が現れた。
「あ、さっきぶりですね」
「西さんは明日帰られるんでしたっけ?」
「そうだね、疾風くんたちは?」
「僕たちは明後日ですね。」
「明後日か〜楽しんで!」
「はい!」
「それじゃまたいつかあったら話そうね〜」
「はい!」
「それじゃあね。」
「はい。」
それから約1時間だった。
疾風は部屋に戻った。
「つ、翼さんはやいですね!」
「そうかな?」
「はい、僕がゆっくりしすぎてるだけかもしれないですけど!」
「ゆっくり出来る時ぐらいゆっくりしなよ!」
「あ、はい!」
「それじゃ歯磨きしよっか〜」
「そうですね〜」
2人は歯磨きを終えベットに転んで眠りについた。
北海道編6に続きます!




