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僕の海馬を君に贈りたい  作者: ハイドランジア&シーク
【第三種「受容の種」―自分を受け入れる―】
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女性は感情的、男性は理論的に

 女性は感情的に会話をし、

 男性は理論的に会話をするという

 話を何かで耳にしたことがある。

 

 これはその典型例だろう。


 主観的な説明で時折、

 自身の受けた感情について丁寧に説明している。


 これは最早、

 説明というよりも物語ると言った方が正しそうだ。


 物語なら、淡々と事実を説明するよりも、

 主観的な感想を挿入した一人語りが合っている。


 なんて、関係ない話はどうでもよく、

 まあ僕の雑念とでも言えばいいだろう。


 それに対して由野さんは、

 日頃から真摯な対応を心がけているだけあって、

 柔和な態度でなおかつ、彼女に追加情報を求めていた。


「それはいい傾向ですね。


 あとは、ストレスの捌け口があればいいんですが」


 由野さんのあっさりしたサラダに対して、

 彼女は豚骨ラーメンヤサイマシニンニクカラメで返答する。


「あの、それでですね。


 私、由野さんのアドバイスを受けてから、

 彼に摂食障害のことを

 それとなく相談してみました。そうしたら、


『つまり、ストレスのせいで、

 やけ食いしたり、食欲不振になったりしたってことか』


 正確には違いますが、

 そこまで詳しいことを話すわけにもいかないので、

 私は頷きました。


 すると彼はとても優しい言葉をかけてくれたんです。


『それなら、そこまで自分を追い詰める前に、

 これからは俺に相談しろ。


 倒れられるよりずっといい』


 なんだかんだ言って、

 私の面倒を見ようとしてくれる彼は照れ屋なだけで、

 優しい人だと気づかされました。


 それでも、

 私は昔から人に甘えるのが苦手でした。


 迷惑だと思って答えを渋っている私に、

 痺れを切らした彼がこう断言してくれたんです。





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