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僕の海馬を君に贈りたい  作者: ハイドランジア&シーク
【第三種「受容の種」―自分を受け入れる―】
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由野さんの言う通り

「今から花火観に行くんですよね。


 よかったら一緒に観ませんか?」


「ねえ、お姉さんたちと

 一緒にどこか遊びに行かない?」


 彼がイケメンの素性を晒しているために、

 女性が次から次へと声をかけてくる。


 彼はそれを甘いマスクで上手くかわしていった。


 花火はもちろん綺麗だったが、周囲の視線が気になり、

 それどころではない部分もあった。


 イケメンの力って怖い。


 ついでに、

 その面に寄ってくる肉食女子も怖かった。


 「系」なんていう可愛いものじゃない。


 あれは、獲物を狩るときのハイエナの眼だ。



 二週間後、彼女は大きく変化を遂げ、

 再び店に救いを求めてやってきた。


 簡潔に言おう、彼女は太り、

 ややぽっちゃり体型に様変わりしていたんだ。


 この二週間で何があったのかと思えば、

 それは由野さんのアドバイスが与えた影響だった。


 彼女の話を要約すると、こういうことらしい。


 由野さんのアドバイスを受け、

 本当は大好きなケーキを口にし、

 それから、スナック菓子、脂っこいものにはまってしまう。


 そのせいで、高カロリーなうえに

 消化しにくいものばかりを摂取するようになり、

 短期間の間に太ってしまったそうだ。


 そのうえ、

 食べることがストレス解消となってしまったので、

 拒食症が過食症に変わっただけだった。


 しかも、そのことを会社内で噂されており、

 それを耳にした彼女は焦って、この店を訪れたそうだ。


 つまりは、助けを求めてやってきた。


 由野さんの言う通りになってしまった。





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