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僕の海馬を君に贈りたい  作者: ハイドランジア&シーク
【第一種「勇気の種」―自分次第の力―】
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正面から日本刀で

 そうだ、なずが小学生のときに聞いたんだった

 ――最近の小学生はそこまで進化してしまったのか、

 そんな末恐ろしい発展は要らない。


 小学生くらいまでは、

 無邪気で素直に穏やかな心を育んでいてほしかったよ、

 と小学生に夢見る男子高校生がいた。


 一部分だけ抜粋すると、変態なロリコンみたいである。


 だが、僕は幼児なんかは恋愛対象外だし、

 好みというなら清楚で可憐な人がいい。


 体型にあまり好みはないけれど、

 手とかが柔らかい人がいいなとは思う。


 女の子は少しくらい丸みを帯びた

 フォルムの方が可愛いと僕は思っているが、

 女子は無理なダイエットをして、

 痩せ体型を維持しようとするのだから理解に苦しむ。


 無理して痩せようとしなくても

 日本人は細い体型の人が多い、

 それに元の体型の方が概ねの男子は好ましく思うだろう、

 口にはしないだけで。


 と、そんな妄想に興じている場合ではなかった、

 可愛い妹が真剣に悩んでいるんだ。


 手を貸してやるのが、兄の務めであろう。


 これに応えずして、兄の名を語ることはできるか、いや否。


 軽い悪ふざけをしながらも、答えを出した僕は、

 肩を竦めて気を落としている妹に優しく声を掛けてやる。


「なず、一緒にカラオケで歌、練習しようか。


 兄ちゃんも、

 いつか友達とカラオケに行くときの為に、

 練習しておかないとな」


 妹に気を遣わせない為の軽口のつもりだったけれども、


「うん。


 おにい、ありがと。


 行けるといいね、友達と」


 正面から日本刀で切りつけられた。


 いや、そんな哀れみの目なんか向けなくていいから。


 兄ちゃん、本当は友達いるよ?


 でも、最近はあんまり一緒に遊ばないだけで……


 ってそれ、友達じゃないか。


 心の中で一人ノリ突っ込みをしてくると、

 泣けてきそうになったので、考えるのを止めにした。





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