表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あしたのスイーツ  作者: 自 悠翔 /Onozu Yuto
2/6

落とし物の運命


この物語は以前、国語の授業の中で作り上げた作品です。

私が運営していたブログでこの作品を原作として連載していた「食欲兄弟 ハンバーグ ワ ミンチの決断」がありますが、当作品とは一切関係がありません。


今回、部屋の整理の時に見つけて見返していた時に、内容をより洗練し、以前のように連載しようと思い、現在に至ります。


元々、この物語は当時連載していた「リスクのカミさん」の大長編として書き上げましたが、今回は完全新作として描かせていただきます。


それでは、時任ときとう兄弟の繰り広げる時空を超えた大冒険をお楽しみください。




「んぢゃ、そうしますか」

拓海が写真同好会の面々と話していると三中がとあるものを拾っていた。


「にいちゃん、これ落ちてた」

と拓海に渡す。

「落とし物かな?交番に届けよう」

と言ったが、近くの交番がわからない。

とりあえず、落とし物センターに届けようとした時に、拓海があるものに気付く。

「なんだ、メモあるな」

そのメモにはこんなことが書いてあった。


『このタイムマシーンを拾ったものは3つのボタンの中の青いボタンを押してください。』


「うおおお!タイムマシーンか!」

「撮るぞ、撮るぞぉーー!」

シャッターを切る音が聞こえてくる。

「落ち着け。何もこれが本当かわからないだろう。」

と言うと、口々に

「そうだな!」

「ホントな訳ねぇwww」

「ただの棒がタイムマシーンとかwww」

と言う。

タイムマシーン、らしき棒にはメモの通り、3つのボタンがついていた。

三中が「あっ!」と言った。

ありがたいことに、「過去」「現在」「未来」と書いてあった。

青いボタンに書かれていたのは「未来」。

「未来からの贈り物、的な?」


ここで、拓海が一つの提案をした。

「下のボタンを押して、未来へ行くか。みんなもついてくる?」

と提案した。すると、1人だけ乗っかってきた。残りは「何か起きたら怖い」と震えていたので置いていくことに。


「よっしゃ、いくぜ!ポチッとな」

すると、周りの景色が一変した。

うおおお!と叫んでいるが、まるでタイムトラベル系アニメのような感じそのままであった。


一方、置いてかれたメンバーは「達者でな…」と言い、敬礼をしていた。



タイムマシーンに連れてこられたのは謎の都市、「ネオマネーシティ」であった。タワーには「2053年」と表示されていた。

「ひ、ふ、み、よ…」

「拓海、ここはどうやら35年後の未来のようだな。」

「ホントだな…」

周りを見渡す限り、異世界であった。

でも、35年後の日本の都市と考えると本当に未来に来た実感が少しだけ湧く。


翔太しょうたは写真に撮るのに夢中になっているが、三中は周りの店を見るのに夢中になっていた。

三中がいつ、あの言葉を言い出すか…と思っていたら案の定、

「未来のスイーツ食べたい!どこ?」

と言い出したのでスイーツの店を探すことに。

街頭ビジョンには35年後のテレビ、「笑点」が放送されていた。

座布団のやりとりもそのまま。メンバーは綺麗に変わっていたが、これもこれで面白かった。

「未来の笑点も変わらないな。」


1時間かけてスイーツの店を探したが、見当たらない。

一体、どこに行けばスイーツの店にありつけるのか。


3話へ続く

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ