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  作者: 萌氏
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突然校舎の窓の明かりがついたのだ。

僕が見上げるとそこには微笑む加月がいた。

メールの文面からは想像もできない穏やかな顔で。

だが次の瞬間ふっと彼女は窓辺からいなくなった。

いや窓辺から飛び降りたのだ。

「奈々!」

「加月!」

その二つの言葉は悲鳴の様で、しかし「きゃー」という女子たちの高い声にすぐかき消された。

その場にいたものはすぐに加月のもとへと向かったが彼女は虫の息であった。

しかし彼女は血にまみれながらも最後の時まで微笑みを崩さなかった。

その時僕にそっと

「あの人たちの闇を暴いて。」

と言ったのは恐らく僕にしか聞こえていないだろう。

彼女は最後まで『才色兼備で皆に好かれる女の子』という仮面をかぶり続けたのだ。

そう。仮面の下を知る僕にまで。

奈々ちゃん・・・(*´Д`)


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