1/2
友達に確認する必要なんてない
少年は空を見ながら二人の男女に語りかける。
泰一「俺達ズッ友だよな!」
雄二「えっ?誰が」
三谷「えっ?誰と」
雄二・水野「ズッ友だって?」
泰一「泣くぞ!引くぐらいに鼻水垂らしてむせび泣くぞ!!」
雄二「ハッハッハ、冗談だよ。2割冗談」
三谷「私もちょっとふざけただけ。ずっと友達なんて嫌だけど」
泰一「う、うわぁぁぁあん・・・」
涙を流しながら少年は走り去る。鼻水は出ていない。
その姿を見ながら、どうやって慰めるか考える二人。
『こんな日常の物語』