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弱虫テイマーは今日も頑張る。  作者: 一兄
序章 ~始まりの空~
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いつもの朝

2033年 5月19日 午前4時半


少年、星原優(ほしはらゆう)は、けたたましい目覚まし時計の音で目を覚ます。

その部屋中に響き渡るアラームを止め、寝ぼけ眼を擦りながらベッドから起き上がる。


「……眠い。」


そう呟きつつも、優は自分の部屋を出て洗面所へ向かった。


洗面所で顔を洗っていると、否応なく目が覚めてくる。

冷水を流し続ける蛇口の取っ手を回し、濡れた顔を白いタオルでふく。

鏡に映るのは美少女と言えるほど整った可愛らしい顔。

しかし本人はそれに興味すら示さず、キッチンへ朝食の準備のために向かう。


キッチンに立ち、エプロンをつけた優。

(今日の朝ごはんは何にしようかな。いつも通り目玉焼きと食パンでいいかな。)

そう思って冷蔵庫から卵を取り出す。

目玉焼きを焼きつつ、食パンをオーブントースターに入れていると、トントンと階段を下りてくる音が聞こえてきた。


「姉さん、おはよ。昨日は随分遅くまで起きてたね?」


そう言って優が笑いかけると、足音をさせながら降りてきた少女、星原花音が可愛くあくびをしながらテーブルの席に座る。


「うん……おはよ、ゆー。ちょっとオンラインゲームが忙しくてね……。」


そう言ってテレビのリモコンを手に取る。

花音が電源をつけると、ゲーム専門家なる人が、新しく出たゲームの熱弁を奮っているところが映し出された。


「……あれ?今日からだったっけ……正式稼働日……。」


そんな事をつぶやく花音。

その言葉に反応しながら朝食を運んでくる優。


「姉さん、このゲームのこと知ってるの?」


「うん。あたしが昨日、夜遅くまで起きてた理由がこのゲームやってたからだから……。」


「へー。珍しいね。姉さんがそこまでのめり込むなんて。楽しいの?そのゲーム。」


「それはもう!」


そう言って花音が身を乗り出す。

それに対し身を引く優。

花音は気にせず話し出す。


「だってVRMMOだよ!?ゲームの中に入れるんだよ!?それだけでも楽しすぎるのに、今までに無いと言っていいくらい自由度も高いんだよ!?」


「そ、そっかー。ボクもやってみたいなー。」


「あ、それは無理。」


「え!?何で!?」


「だって、予約制だもん。限定配布10000人。私はその中でもレアな、1000人しかいないβテスターなのだ!」


「たった10000人!?そんなに少ないの?」


「そりゃそうでしょ?だって初めてのゲームに入れるゲームよ?」


そう言って落ち着いたのか朝食を食べ出す花音。

それに釣られて、春輝も朝食を食べ出す。


「ま、あたしは一応ゆー名義で予約はしてあるから。もしもあたったら上げるわよ。」


「んー、まあ期待しないでおくよ。」


そこで、その会話は終わった。

初めましての方は初めましてです。一話目から投稿時間をミスった一兄さんです。

今回の作品は主人公成長系です。ラブコメ要素も入れる気ですが、基本的にはオンラインゲームを楽しんでいる姿を書いていきます。

基本的には17時更新で行きたいとは思っているのですが、一兄さんはドジっ子属性にステータス振りすぎてるので何かしらやらかして更新遅れることが多々あると思いますが、温かい目で見守っていただければとおもいます。

それでは、こんな作者の作品ですが、見ていってください♪

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