第2話 『新しい出会い』
あらたな登場人物フレアちゃんが登場します!
そこには同じ年齢くらいの女の子がいた。
「さ、さっきいなかったの…に…。」
僕は驚きの色を隠せなかった。さっきみたときはいなかったのに…現実離れした事が起こりすぎて、頭がついていかないくらいだ。
「おどろかせてしまったかな?」
そうだここは魔法界だ。頭がついていかなくて忘れていた。で、この子に会いに来たのは話を聞くため。状況を一つ一つ整理していく。そうしないと、なにがなんだかわからなくなって混乱してしまう。それほどのことが僕の身におこっているのだ。
「え、えと、あの、話を聞こうと思いまして…あ、あはは…。」
長い沈黙が流れた。これは精神的にきつい。消えてなくなってしまいたいほど恥ずかしくて仕方がなかった。
そのとき彼女が口を開いた。
「あの、名前は?」
長い沈黙から解放された。一気に緊張がとける。
「あ…山内美紀でしゅ!」
…噛んだ。最悪だ。
「そ…そんなに緊張しなくていいんですよ。」
そうだ、そうだよ。いつまでもこんなぎこちない会話を続けていたら話が進まない。
「あなたの名前は?」
「フレア・トランペットです。」
やはりデェーンさんの家計の子なんだ。
「じゃあデェーンさんのお孫さんかな?」
「あ…いや私も人間界からきたんで、完全な家族とは言えないんですけど…」
そうだこの子も人間界から来た子なんだ。
「もうこんな時間だ!一緒に帰りましょ」
近くにあった時計を見ると6時をさしていた。
「家に帰って魔法界での名前をもらいに行こう!」
魔法界での名前…?そういえばフレアちゃんも人間界からきたのになんでこんな名前なんだろうと思っていたととろだ。魔法界での名前と聞いて家に着くのが楽しみだった。
フレアちゃんに「はやくはやく」とせかせれ急いでついていく。
その後ろ姿は見覚えがあったような感じがした。
イチャイチャしてるリア充は嫌いです。