ChatGPTにレーベルを設定しよう!
最近は、ChatGPTに人格を設定するのはもちろん【レーベル】の設定化作業を順次進めています。
実際には書籍化される段階でないと、レーベルにまで意識が回らないと思いますが、人格と並んで、小説などをAIに執筆して貰うためには、重要な要素です。
サンプルに以下を用意しました。
「今日、スーパーで買ったパイナップルは酸っぱいだけだった」
これがレーベルの違いでどう変わるか。ちなみに架空とは言え、レーベル名は伏せさせて貰います。
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【レーベルA】
あの日、夏風が吹いた午後。僕は近所のスーパーでひと玉のパイナップルを買った。目を引く黄金色に、きっと甘いはずだと思ったのに。
一口食べて、顔をしかめた。
「……なんで、こんなに酸っぱいの」
だけど、どこか懐かしい。酸味はまるで、忘れかけていた南国の風。あの島で食べた、手のひらより小さな青い果実。僕の心は、もう一度海沿いの午後へ旅立っていた。
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【レーベルB】
果実に封じられしものは、記憶か、魔か。
今日の市場で手に入れた黄金果――それはただのパイナップルであるはずだった。だが、ひと口かじった瞬間、口内に走ったのは尋常でない酸味。そして、風景が揺らぐ。
――ここはどこだ。
目の前には、果実を売る老女。「選ばれし者よ、その酸味こそ目覚めの鍵」
現実が果汁に溶けてゆく。
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【レーベルC】
「う〜ん、これはすっぱいくまだねぇ〜」
くまのミトが、おやつのパイナップルを見て首をかしげる。
「でもでも、すっぱいのも元気が出るから……うんっ!」
ミトはヨーグルトとはちみつをもりもりかけて、笑顔でぱくっ。
「ほら、あま〜くなったくま♪」
日曜日の午後は、すっぱいパイナップルも、いい思い出にくまくま〜。
……このように、同じ題材でありながら、雰囲気は全く異なるのがお分かり頂けるでしょうか。むしろ、気づくのが遅すぎた!と個人的に思ってるぐらい。
私用の開発者ツールには【レーベル比較ツール】があり、今回の文章もそれを用いて作っています。