表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/53

八分の三

(なんだソレ?)


 手袋が目に留まった。


 それも駅員がするような――防寒を目的としない――薄手の白い手袋。


 収斂(しゅうれん)された集中力を思しき人物の声が拡散させる。


「逃がさないで!」


 叫ばずとも、少年の方が離れやしない……。


 次第に注目を集め出した現状も(かんが)みて、


(ここはひとつ聴取くらい済ませて、後は所轄に任せれば良いか)


 くらいの腹づもり……の割に颯爽(さっそう)と、


「店長さんですか? 警察です。話を(うかが)いますので案内お願いします」


 高らかに身分証を(かか)げて正体を明かす。


「えぇ! ホントに?」


 その驚嘆ぶりは少年を凌駕する!


(確かに……お呼びが掛かる前に警察が先回りしてたら、そんな表情にもなるか)


 洸平は納得する他ない。


 (うなが)されるままにバックヤードの控え室へ向かうも、その間ずっと渾身の力を込め左腕にしがみつく――少年A。


「まずは一旦、座って落ち着こう! 言い分は、ちゃんと両方に聞くから」


 項垂(うなだ)れながらも渋々、少年は洸平の指示に従って向かいの席に着いた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ