第62話 俺は、栗栖とデートについてL〇NEで話す。
日曜日の昼。
健一郎、今いい?
練習走行を終えて戻ってくると、栗栖からそんなメッセージが入っていた。
いいぞ。そうした?
返すと、すぐに既読が付き、メッセージが返ってくる。
前に約束したデートのことなんだけど、水族館行きたいなって
来週の土曜、ここで待ち合わせでどうかな?
そういうメッセージとともに、地図のスクショが送られてくる。
インターチェンジすぐそこのコンビニ?なんでまたそんなところに。
そんな風に思ったが、俺は別に問題ないので、栗栖にいいよ、と返す。
やった。じゃあ、高速道路を走れるバイクで来てね
健一郎なら、勝手なイメージだけど多分持ってるんじゃないかなって思ったけどどうかな?
俺は、栗栖のメッセージに返す。
大丈夫だ、問題ない
すると、栗栖から、ニコニコな顔が想像できるメッセージが返ってくる。
やったー。約束したからね?忘れないでよ?
栗栖がメッセージを送った後に、スタンプを送ってくる。
俺がスタンプでOKを出すと、またスタンプでよろしくね、と返ってくる。
栗栖とメッセージでの会話を終えると、姉が話しかけてくる。
「誰から?」
「栗栖から」
「あぁ、あの金髪ギャルの子か」
姉が納得した表情をする。
「ほかのカノジョとメッセージ送りあってて、何か言わないのか?」
俺は、単純な疑問を姉にする。
「わたしたち、4人で付き合ってるんだから、そんなの当然あることでしょ?
わたしは別に、何とも思わないよ」
姉は涼しい顔で、俺の疑問に答える。
その顔には、なんというか、絶対的な自信めいたものを感じる。
「そんなことより。さ、もう少し休んで。次もあるんだから」
「わかった」
姉が、スポーツドリンク渡してくる。
俺はスポーツドリンクを飲んで、姉の言うとおりにしばらく休む。




