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第109話 俺は、綾瀬先輩と久しぶりに街中でデートする。

クリスマス2日前。



「クリスマスイブにデートしたかったわ」

「しょうがない、公正な話し合いの結果そうなったんだから」

「それはそうだけれど」



俺は、綾瀬先輩と一緒に街中を歩いている。



「でも、偶然今日予約が空いてたんだから、結果オーライじゃないか?」

「まぁ、そうね」



今日は、久しぶりにカフェに行くことになっている。

クリスマス限定メニューを楽しもうということになっている。



「こうして歩くのも、たまには悪くないわね」

「そうだな」



カフェに行く道中、俺と綾瀬先輩は手を恋人つなぎにして歩く。



「こうして、好きな人の体温を感じながら歩いてると、幸せを感じるわ」



綾瀬先輩が、そんなことをつぶやく。



「健一郎くんは、どう思ってる?」



俺は、綾瀬先輩に訊かれる。



「俺も、いいなって思う」



俺が答えると、綾瀬先輩がニコッとする。



「よかった」



その笑顔に、俺はうれしく感じる。

俺は今までデートを重ねてきた結果、ついに綾瀬先輩のこういう反応に対してこう思うようになってしまっていた。



「あ、着いたわよ」



そうこうするうち、カフェに到着する。



「よし、入るか」

「ええ」



俺は綾瀬先輩と一緒に、店に入る。



「いらっしゃいませ」

「今日予約してた綾瀬です」

「綾瀬様ですね。本日カップルでご来店ですか?」

「はい」

「では、カップル席にご案内しますね」



店員に、席を案内される。



「デザートお持ちします。少々お待ちください」



俺たちは店員に礼をして、注文してたものが来るのを待つ。




しばらくしゃべりながら待っていると、店員がやってくる。



「お待たせしました」



店員が、テーブルにクリスマススペシャルメニューを置いていく。



「失礼します」



きれいな所作で、店員が帰っていく。



「食べましょう?」

「あぁ」



俺と綾瀬先輩は、同時にクリスマス限定メニューに手をつける。



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