「つきとほし」 「意識」 「そうさくのはて」
「つきとほし」
つきのないよるに
ほしのみえないよるに
くらやみのなかで
ひとのいとなみのひかりのなかで
ほしをさがしても
つきをみあげても
なにもみあたらない
ぼくはちじょうにひとりきり
みえないひかり
それをもとめて
くらやみのさきに
てさぐりですすむ
「意識」
途切れ途切れの意識の中で
浮かんでは沈む
沈んでは浮かび上がる
光と闇の狭間
時間と無心の狭間
明日はどっちだ
こっちだよ
こっちだ
「そうさくのはて」
なかみのないはなし
それとか
ふかしぎをかさねて
ためにならないことをつみかさねて
あれ
ぼくたちはどこへいくのか
きみはしってるかい
きみはしってるかい