1/1
第1章
こんな世界に、本当の幸せというものはあるのだろうか、僕はそんな疑問を描いてた脳に、だがその疑問はいつしか脳というキャンバスからは消えていた。
第1章、恋は唐突に
僕はこの不条理な世界が嫌いだ、金さえ有れば何でもできる、顔さえ良ければモテる、そんな不条理な世界が嫌いだ。そんな汚れきった社会にも、美しい鶴はいるものだ僕はその人と出会いを果たした。
目を見開いて、何読んでるの?
あ〜これ?今人気の小説だよ、だけどいまいち内容が理解できなくて
あーこれ!私が前から読みたかったやつー!どんな内容なの?
んー、、、何というか恋愛系なのかな?でも期待してたよりは面白くなかったよ。読んでみる?
いいの?
うんいいよ!
ありがとう!
なぜ僕はこの少女に本を貸したかというと、僕は彼女のことが好きになってしまっていたからだ、そして彼女の趣味、思考までもリサーチしているから。この本を用意した。好印象を与えるために必死になっていた。この時は。