桜の都へ3
トントントンと、リズミカルな音がなっている。台所を見れば、何かを切っているミリアの姿が見える。サラダにフルーツ、食パン。かなりあっさりしたものがてーぶるに、並んでいる。あの後、アランの倒した魔物から、肉や皮をはぎ取り、その後、今後の生活に役立ちそうなものをとっておいた。
~~~魔物の説明~~~
この世界において、魔物は食料にもなる。大抵の旅をするもの達は、魔物の肉などで食料の自給自足を行っている。また、角や爪等のアイテムは町に行って売ると、お金として変えることができるし、他にも剣や道具などに使えるようなものもある。しかし、倒してから時間がたつと、魔物達は消失してしまうため、スピーディーに行動しなければならない~~~
食料が集まったのはいいことなのだが、肉なのであまり長持ちしない。
(朝からあんまりガッツリしたものは食べたくないしな、かといっておいておくのもあまりよくないし......サラダに少しは混ぜたけど、どうしようかしら。)
「サンドイッチにでもはさめば?」
「そうねー。そうしようかしら.....ってうわぁぁぁああ!!!」
思わず後ろに振り向いた。
「ちょっと!居るなら言いな、さ......」
案の定アランが立っていた。バスタオルを腰に巻いた状態で。
「きゃあぁぁぁあ!何であんたそんな格好なのよ!!」
両手で両目を隠し大声で叫んだ。
「何でって風呂上がりだし?」
真顔でしらっと言う少年には恥じらいの様子など微塵もなかった。
「い、いいから服着てーー!」
手当たり次第近くにあったものを投げると当たったのか、いって、といいながら、脱衣場に消えていった。
いなくなったのを確認し、ほっとしていた。
(というか......)
何かを思い出したかのように顎に手を当てた。
(私あのとき声に出していたかしら?)
不思議に思いながらも、朝食の準備を再開した。
食事をテーブルに運ぶと、黒いTシャツに赤いジャケットを羽織り、半ズボンをはいた、アランが出てきた。今度はちゃんと服を着ていることに安心して、食事を始めた。
「そういえば、何でずっと起きていたのよ。」
明日の朝早いって言ったじゃない、そう言うと、うっと息を詰まらせていた。
「だって、新しい剣、もらったんだぞ?そりゃ、振りたくなるだろ?」
剣士とはそういうものなのだろうか。気になるが口にはしなかった。
「そう。それで、どうだったの?あの剣。どうのこうの言ってたけど。」
「それがさ、最初は大変だったんだ!木も切れねぇぐらいでさ、驚いたんだけど、使ってるうちに大分なれてきたんだけど、そのとき魔物がきてさぁ!それで......」
ずいぶん長くなりそうなだと思いながらも微笑みながらミリアは話を聞いていた。
書きました!今日はなんだかいい感じなので、二作投稿するかもしれません!それから、期末のテストも終わりだいぶフリーになったのに学力診断テストがあるというんですよ!最悪です。(´・ω・`)まぁ、こんな私ですが、頑張っていきます!コメントなどは、どんどん書いてくださると泣いて喜びますので、よろしくお願いします。m(__)m誤字脱字があれば教えてください。それでは、よい休日を。