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向精神薬

いつもありがとうございます。

 直接的に明記するものではないけれど、シャーマニズムにおいて、酩酊や、幻覚、催淫、鎮静作用などの薬物系のかかわりも否定できないものがあります。現代人が、精霊信仰に胡散臭さを感じるのは、一番はこの辺りが原因ではないかと思います。


 少し前に『脱法ドラッグ』なるものが話題になっておりましたが、いつの時代もストレスに悩む人類は、快楽を得ようと薬物に手を出すわけです。

 間違えてはいけないのは、これら薬物に手を出すひとというのは、『悪事』をしようとしてしたわけではなく、もちろん『薬物に溺れよう』と思ったわけではないと思います。『知らなかった』ではすまない問題ではありますが、薬物による精神の高揚や覚醒、あるいは鎮静作用というのは、本当に『作用』があるものであり、溺れる人は、『その作用』が『ある』からこそ、溺れるのであります。薬物防止も常習性の危険を訴えるばかりではなく、なぜひとが薬物に『溺れてしまう』のかをも、訴えるべきじゃないかなあと脱線ながら思ったりします。

 そもそも、シャーロック・ホームズが平気でモルヒネをうっていたりするのをみてもわかるように、薬物というのは最初は合法だったりすることが多く、後年になってから『やべえしろもの』と認識されるケースが多いです。

 有名なところでは、コカコーラは昔『コカ』の葉を使用していました。これは、当時、『コカ』の葉は無害だと思われていたからであります。(実際はコカインの成分になるわけですから、無害ではありません)

 戦後の日本に蔓延した『ヒロポン』。これも、そうですね。なんでも戦争中は軍が強壮剤として使用しておりました。夜間活動をさせる時に使用していたとか。

 ドラッグ系の退廃的な雰囲気の話は、SFのサイバーパンク作品に多いので、興味がおありな方はそちらをどうぞ。(私はあまり得意ではありません)


 まあ、そういった薬物まで行かないまでも、煙草、カフェイン、酒なども、かなり精神に作用する代物であります。

 私は酒も煙草もやりませんが、カフェイン中毒ではあります。

 若い頃は『24時間戦えますか?』という有名なキャッチコピーのように、栄養ドリンクを飲みまくり仕事をしました。今でこそ、せいぜい、コーヒーとお茶くらいですけれど。

 妊娠期間、カフェイン断ちができたのは、自分でも不思議でございます。


 さて。

酒というのは、人類の歴史とともにあるといっても過言ではなく、こと、宗教とのかかわりは、深いのであります。仏教やヒンズーなどでは『飲酒を禁止』したりしていたりします。

逆に、神道ではお神酒というものがあり、神への供物であり、『清め』にも使われたりしますね。

 とにかく、酒は『社会を害する』ものでもあり、『社会を円滑にする』ものでもあります。

 憎まれ、そして愛される「酒」。

 ヤマタノオロチも酒を飲んで退治されました。神話の時代から、酒というのは身近なものであり、場合によっては身を滅ぼすものでもあるというのが、ここからでもわかります。

 そして、禁じられれば禁じられるほど飲みたくなるものであり……『般若湯』というちょっと素敵な隠語が生まれたり、アメリカの禁酒法時代には、大きな犯罪組織が動いたりという、ファンタジーにとどまらない物語のネタの宝庫かな、と思ったりします。

 

 残念なのは、自分が下戸で、酒について語れないことかも。


私は缶ビール350mlを飲むと、確実に酩酊いたします(苦笑)

酒が飲める、カッコイイおねーさんにいまだにアコガレます。

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