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識字

いつもありがとうございます。

 今回のテーマは『識字』です。

 現在もそうですが、日本という国は、非常に識字率の高い国家でございます。

 江戸時代の町民文化の中に『貸本屋』が溶け込んでいたりと、当たり前のように平民が『文字を読める』という状況でございました。

 もちろん、庶民はいわゆる『仮名』を用いたものを読みましたので、漢字がいっぱいの公式文書を読めたわけではありませんが、それでも『文字表記』したものを読めるということには違いありません。

 中世ヨーロッパでは、王様だって文盲だというひとはおりましたから、それにくらべたら、そこいらの町娘が瓦版を読んでいた日本の識字率は、すごかったのであります。


 さて。

 TRPGなどでは、知識の数値で、言語の『読み』『書き』などが、できる、できないが決められるものが多いですね。

 言語によっては、『読み』のみ、とか『書き』のみなどがあります。

 魔法使い系しか獲得できない言語があるものもありました。


 ファンタジーにおいて、古代語で書かれた文字を魔法使いたちが読み解き、謎を解いていくという形態は非常に多いですね。


 ただし、実際に『読めない』文字を『解読』するというのは、本当は何年もかかる作業なのでしょう。

 先日、マヤ文字の解読をする特集をテレビでみましたが、いやもう、本当『ひらめき』と『知識の累積』につきるかと。

 言語学者というのは、すごいなあと思いました。


 トールキンさまのように自分で言語を作っちゃうひとはそんなに多くはありませんが、言語にこだわったファンタジーというのは、やっぱりどこか『高尚』な気がして憧れます。


  異種族が入り乱れるのが、昨今のファンタジーでは当たり前ですので、本来なら『通訳』さんとか、『代筆業』とか、非常に重宝されるかもしれませんね。例えばキャラバンの護衛がドワーフで、ドワーフ語しか話せないから、通訳さんがいないと意思疎通が出来ないとか。意外と、コメディチックで面白いかもしれません。

(言語コミュニケーションが主の話なら、ファンタジーである必要はないケド)


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