広告
いつもありがとうございます。
今日、朝、なろうを開いてビビりました。
「カクヨム」の広告じゃん!
いや、別に、冷静に考えれば、なろうさんは、『カクヨム』さんと商売的に対立しているわけではないのです。なろうさんはあくまでも、広告収入が主でありましょう。
別に、作者や読者が金払っているわけじゃない。そういう面で『カクヨム』さんと張り合っているわけじゃありませんしね。もちろん、作者や読者が大量流出したら、困るとは思いますが。
というわけで、今回は『広告』であります。
日本史において、広告といって一番最初に思い浮かぶのは、『平賀源内』であります。
エレキテル発明のこの天才さんは、『丑の日』広告をはじめ、日本で初めてCMソングを作ったという説まであります。
ファンタジーの世界と広告、あまりしっくりこない気もしますが、『内政』もののファンタジーですと、この『広告』というものを重要視している作品も多く見受けられます。
化粧水などを、最初無料お試しセットで有力貴族などにご提供、そのあとリピーター続出なんて、ほとんどどこかの化粧品会社の宣伝そのままでございます。
実際の化粧品なんていうのは、材料費より宣伝費に金がかかっているなんていう、消費者には嬉しくもなんともないお話はありますが、ファンタジー内政ものでそこまでコストパフォーマスに注目した作品は、さすがに私は読んだことはありません。(あるのかもしれませんが)
ファンタジーの世界なら、魔法を使ったイリュージョン的なチンドン屋や道化師が町を練り歩いても素敵ですね。
(一歩間違えるとハーメルンですが)
しかしまあ、広告は、所詮、広告であります。
広告がどんなにすばらしくても、実際の商品が粗悪品だったら、日本広告審査機構に訴えられます。まあ、ファンタジーの世界ならそんなものはありませんが、リピーターは出ることがなく、逆に、悪い口コミが広がることになりましょう。
余談ですが。
書籍の世界の広告というのはあの腰帯って、結構、業界的には力が入っているのかな、と。
私の手もとに今あります夢枕獏先生の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」の腰帯は、『執筆期間、足かけ17年!』『中国歴史伝奇小説の超大作』とあります。
映像化されると『○○の原作』とか書かれることも多いですね。
実際にそのあおり文句で書籍を買うことは私の場合、めったにありませんが、とにかくあの帯は目立ちます。
『カクヨム』さんがキャッチコピーを付けられる機能をつけたのは、やっぱり出版業者さんの視点だなあと思いました。
正直、読者的には『目につくけど、別にいらん』ものなのですけどね。