僧兵
いつもありがとうございます。
連休に、北陸に行ってまいりました!
と、いうことで、今回のテーマは『僧兵』でございます。
(とはいえ、一向宗の拠点には行けませんでしたが)
僧兵の有名どころといえば、『武蔵坊弁慶』でありましょう。
僧兵とは、日本の古代から中世にかけて、寺院の堂衆が自衛武装したものであります。ちなみに、神社の武装集団は神人とよびますが、広義には武装した宗教集団をさすらしいです。(ウイキしらべ)
僧兵というのは単純に武力のみではなく、宗教的な権威を持つため、時の権力者たちには、なかなか頭の痛い存在でありました。
寺というのは、昔は広大な寺領、神領を経営しておりましたから、地域の支配者であり、一番は、やっぱり人以外の権威を背負っておりますので、『権力者』といえども、『意のままにできぬ』ものだったのです。
日本では、戦国時代に全国各地に勢力を持っていた寺院は数多くありますが、たいていは、戦国大名に倒されたり、秀吉の刀狩りで勢力を失ったりしたのがほとんどであります。
さて。
RPGや、ライトファンタジーにおいての『僧兵』、もしくは『神官戦士』は、この日本的な『僧兵』とは少し意味が違うものであります。
ゲームによっては、坊さん系は『刃物』を禁じられているので、こん棒、メイス系じゃないとダメとか場合によっては、徒手空拳でないとダメとなっていますね。
個人的な感覚で言いますと、打撃武器や素手でぶん殴って打撲死させるのが、刃物で切り殺すより平和的とはあまり思えないのですが、そういうルール、結構、多いです。ちなみに、日本の僧兵は、『槍』『なぎなた』のイメージがあります。
神官戦士というのは、ゲームなどでは魔法使い系の中では、鎧着用が可能ということで、前衛として戦うことも多いのではないのでしょうか。
小説などの物語の場合、『神』に仕えるという立場から、『正義』や『慈愛』場合によっては『頑固』というイメージのキャラクターが多いように思います。
ただ、この神官戦士にしろ僧兵にしろ、一歩間違うと、胡散臭くなってしまいます(私の主観です)
そもそも、この神官や僧というのは、『平和』や『和平』、『命』を貴ぶというのが基本姿勢であるのにもかかわらず、武器を持った時点で、その基本が『聖戦』や『正義』の名で塗り替えるということなのです。
ちなみに。私はTRPGをやっていた友人に、『神官戦士禁止令』をくらっておりました。
どうも、わたしは一揆の首謀者になる確率が高いと思われていたらしいです。
(あくまで、ゲームの話です。リアルの私はそんなに血の気は多くありません)