持ち込み品
いつもありがとうございます。
転移したキャラとかが、異世界から持ち込んだ品。本来あってはならないモノ。
SF作品のタイムトリップだと『パラドックス』やら『オーパーツ』扱いになるので、『持ち込み商品』『持ち込み知識』は非常に、慎重に扱われるものでありますが、なろう転移作品は、非常にイージー。
(もちろん、意識的にオーパーツをチート的に使う作品もございます)
転生キャラの『持ち込み知識』はSFのタイムトリップならある意味で禁じ手に近いわけですが、異世界だったら未来が変わったところで、それ程は影響がない、ということらしい、デス。
まあ、そのわりに、未来改変的なネタも多く、SFファンとしては、『大丈夫かねえ?』と思わなくもないです。
死ぬはずのキャラが死なないということは、結ばれるはずのないカップルが結ばれる可能性もあり、そのことによって、生まれるはずの人物が生まれない可能性だってあるわけで……。
まあ、このあたりの未来改変ネタは、少し前まではSFの専売特許だったわけですが、『なろう作品』においては、『鉄板』『定番』ネタでありますね。
個人的に『転移』キャラの場合、『持ち込み品』『持ち出し品』というのが非常に気になるのであります。
特別な品物でないにしろ、例えば、召喚の間にポンと呼び出してもらえればいいですが、森に迷い込んだりする場合は、『持ち込み品』は、命をつなぐ生命線にもなりかねません。
昨今の転移キャラは、あまり現実世界に帰ってこないので、『持ち出し品』というものはあまり気にはしないみたいですが、『帰ってくる』場合、『行った時と同じ』か『異世界の服装』で帰るのかで、現実社会に戻った時の世間対応というのも違ってくるでしょう。
私は昔、『自転車に乗った救世主』という話を考えたことがあります(没ネタです)
OLさんが通勤鞄と自転車でどこまで森でサバイバルが出来るか、必死で考えたのであります。
いや、喫煙していないと、ライター、持てなくって困ります。
アーミーナイフの一つくらい持っていてもいいかな? いや、おかしいだろう? みたいな。
(男性で、日常的に工具持ち歩いているひと、現実に知っていますが)
虫除けスプレー、かゆみ止めに裁縫道具。飴玉。このへんまでは、許されそうだなあとか考えながら、OLさんが毎日通勤を運動靴で行くのも変かな? そもそも、普通のママチャリでは、オフロードはキツイ。パンク用の応急用品を持ち歩くのは、どう考えても一般的社会人としておかしい。というわけで、この話は没ったわけですが。
こういう持ち込み品を、びっくりするようなアイデアで活用するお話だと、本当に『スゲー』って思うわけでございますね。
残念ながら、私にはそこまでの発想力はございませんが。
花粉警報であります。
花粉のない世界に行きたい……




