あなたの七人
いつもありがとうございます。
今より、うんと若き日の頃。SFのコンベンションスタッフをしていた友人から、「なんか、企画のアイデアないかなあ」と言われて、出したアイデアに『七人の部屋』という企画を提案したことがございます(実際にとりしきったのは友人で私はただ、企画に参加して遊んだだけだけど)
参加者に大好きというキャラを紙に書いてもらって、シャッフルし、プロの作家さん(小説家や漫画家さん)が中心となって、それをくじのように引き、「七人」の仲間を集め、悪漢を倒すという定番のお話を作るというお遊び企画。
いや、この企画、仕切って下さった作家さん達が超面白い人たちで、ほぼ冗談で口走った私の想像を越えた盛り上がりであり、参加者の他のゲスト作家さんも加わった討論は、映画三本くらいみたくらいの面白さでございました。
なぜ七人か。それはもう、『七人の侍』(1954年 黒澤明監督)が好きだからでございます。
リメイク版『荒野の七人』も好き。(荒野の七人の原作は黒澤明監督です)
実際、小説で七人もの主人公がいたら、書き分けが大変なので、オススメはできませんが、この物語の形式は今でも愛される様式美があります。
七人の侍のストーリー展開を書いてみます。
1)野武士に荒らされた村人が、傭兵として侍を雇うことを決意。
2)侍のリーダーとなる勘兵衛を村人がスカウト。
3)仲間集め6人まで。最後の一人菊千代は勝手についてくる。
4)村人たちの訓練。
5)収穫
6)野武士襲撃
だいたい、こんな流れですね。後半6は怒涛の戦闘でございます。
さてさて。今回のテーマは『あなたの七人』でございます。(前置き、長かった)
紙にあなたの好きなキャラを七人、書きます。
「アラゴルン」(指輪物語)「ファランギース」(アルスラーン戦記)「犬川荘介」(八犬伝)「楽俊」(12国記)「次元大輔」(ルパン三世)「とら」(うしおととら)アナ(アナと雪の女王)
これで一応、七人。一応、メジャー作品から拾ってみました。
これで、ファンタジーを考えるとなると、やっぱりリーダーはアラゴルンでしょうね。
この面子の場合、トラブルメーカーは、アナ。とらとの掛け合いが非常に面白そうに思えます。
ファランギース、次元、アラゴルンで、なんだか大人の恋の駆け引きも楽しめそう。犬川荘介は、マジメ担当。楽俊はムードメーカーといったところでしょうか。
まあ、こうやって適当に選んだキャラを組み合わせて、人間関係を作ってみて。
ストーリーを作って。
ただの遊びですが、発想法の訓練として非常に面白いので、興味がある方はぜひ、やってみてください。
ちなみに、私の選んだ七人だと……主人公はアナととら、になるのかな
今回は、完全にお遊びでした。すみません。




