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東洋風ファンタジー

いつもありがとうございます。

今回のテーマは『東洋風ファンタジー』。

 前にも書いたことですが、『伝奇』とかかれたものは数多いのに、『東洋風』とか『和風』で『ファンタジー』と大見出しで書かれている作品はそれほど多くありません。

 その中で草分けは『破妖の剣』前田珠子先生。和風というよりは、中華かな。

 私が十代で読んだ数少ないコバルト小説(笑)であります。

 そして、小野不由美先生の『十二国記』。


 ところで。私が若き日に夢中になりました作品がオリジナルビデオアニメの先駆けとなりました『妖刀伝』。魔王、織田信長とその配下と戦う、三人の忍者の話。

 いや、今じゃ知っている人、そんなにいないとは思います。何しろ、国内ではDVDの販売、されていませんから。知っている人は、この作品を私が挙げた時点で、私の作品が直球で影響を受けていることがお判りになるかと思います。

 主人公は、男装の忍者、綾之助。いや、もう本当、思い出しただけでドンドン叩きたくなるくらい、綾之助が超ツボ。この作品の人気はこの『美青年』に見える『美少女』忍者、綾之助によるところもかなり大きかったとも言えましょう。

 そして、魔王、織田信長。これが、非常にさまになっていたのであります。日本史史上、これほど魔王に相応しいカリスマはおりません。(平将門なんかもよく魔王設定ありますが)

 重厚で美しいアニメでございました。何よりも面白かった。


 ふと思い出しました。山田風太郎先生の『魔界転生』。あまりファンタジーとは言われておりませんが、あれは和風ファンタジーだと私は思います。

 あの作品の魔王は、天草四郎。

 映画版では、若き日の沢田研二が『ぐわっはははは』と秀麗な顔で笑って、なかなかに印象的でありました。

 

なろうは西洋ファンタジー全盛。みなさん、和風ファンタジーを書くとなると、どうしても『正史』が気になってしまうのかもしれませんね。

西洋ファンタジーを書く感覚で、一から国を作ったって、いいと思うんですよ。

と、いうわけで、みんなもっと和風ファンタジーを書こう!

忍者とか侍とか陰陽師とかいっぱい出てくるファンタジーをみんなで、もっと書こう!

何より、私が喜びます。


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