トリップと転生
いつもありがとうございます。
今回は『トリップと転生』について。
昨日、なろうさんの公式発表で、『転移/転生』が必須キーワードになるということになりました。
そこで、活動報告で自作の話を書いたところ、コメントいただいた方とのお話で、そもそも『トリップと転生』の違いって何だろうってお話になりました。
由緒正しい『トリップ』は『行って帰る』物語。
そして、『転生』は、肉体の死後、輪廻ということで、別の肉体に生を受ける……という方式です。
ところで。ここで、疑問なのが、『憑依型』です。
突然、別の身体に入っている、というような場合です。
本人の肉体の死が確定事項であれば、『転生』なのかもしれません。
ただ、突然、成長した体に『入る』ということは、いろいろ不都合が起きます。
そもそも、その肉体の持ち主はどうなったのか。
さらに、本人がもとの肉体の『死』を確認できていない場合、どうなのでしょう?
私個人としては、『元の世界』と『現状の世界』が確実に並行しているパラレルワールドで、『帰還』イベント(実際に帰る、帰らないは別)が発生する作品は、『トリップ』。
そうではなく、あくまでも『現状の世界』が続いていくなら『転生』なのかなあ、と。
特殊なものでは、『トリップ』なのか『転生』なのか謎という作品も存在します。
転生ものでも『記憶』の蘇りかたは、各種様々で、そう考えると、転移/転生といっても、奥深いですね。




