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なろうキーワードについて

いつもありがとうございます。



 今回のテーマは「なろうのキーワード」について。

 ファンタジー、というテーマからは若干、ズレがあります。


 本当は、ファンタジーの文体についてお話しようと思っておりました。

 ファンタジーは、児童文学の側面があるので、童話調の文体が数多くあります。

『指輪物語』『ナルニア物語』など、児童文学という分野から出版されておりますので、文体は、「……ます、……でした」などの、優しい語り口になっている……というような話を中心に書こうと思っていたのです。が。


 先日、ある方のエッセイで、なろうの小説検索で『女主人公』というキーワードを使うというお話を拝読し、試しに、『女主人公』『男主人公』『三人称』『一人称』を検索してみたら……あるのですねえ、そういうキーワード。

 キーワードとしていれていなくても、あらすじに『一人称』『三人称』と明記したような作品が数多くあり、かなり衝撃でした。


 『乙女ゲーム』『主人公最強』など、検索されやすいキーワードを入れるというのは定番ですが、そもそも、主人公が男か女か、三人称か一人称か、それで小説が検索されているかもしれないという事実に、びっくり。


 考えてみれば、書店で新しい作家さんに手を出すとき、タイトル→あらすじ→冒頭部分などを吟味して買うことが多いです。

 冒頭部分というのは、作家さんの文体と自分との相性を見るために読むことが多いわけですが……。

 このキーワード検索から見ると、主人公の性別、人称で、既に読むか読まないかを決める、という層が、少なからずいらっしゃるらしい。別に悪いことではありませんけれども。


 私の作品、主人公の性別は作品によって違いますし、人称も作品によって変えておりますし、場合によっては入り混じるものもあります。


 そういうのって、読者さん的には、あらすじとかキーワードに明記してほしいものなのでしょうか?


 私は、主人公の性別や人称で、作品を選ぶことがないひとなので、その辺の感覚が全く分かりません。

 そもそも、キーワードにそれを入れるという発想自体なくて、衝撃でした。


 よく考えれば、特に18禁の小説なんかは主人公が『男性』か『女性』かで、随分印象が変わるから、ある程度作品の方向性を示すキーワードになるのかもしれません。

 まあ、それをいったら、『作者』の性別の方がよほど、小説に影響する気もしますけども。

 『作者女性』とか『作者男性』、これはさすがに検索に引っかからなかった(笑)最近のペンネームって、男性か女性かわからない方が多いので、有効かなあと思ったのですけども。

 もっとも、私の場合、女性主人公より男性主人公の方が話を作りやすいなあ、と思っている時点で、『作者女性』で求められる路線から外れるのかも?

 正しい男性像とは思わないけど、男性主人公一人称もそれほど苦痛じゃないし。そもそも恋愛の障害をバトルストーリーで解決したいと思ってしまうあたりが、激しく間違っている気もします(笑)


 うだうだ書きましたけれども、上記のようなキーワードについて、皆さまはどうお考えですか?

 ぜひ、教えていただきたいです。 


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