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女戦士

いつもありがとうございます。

  今回のテーマは『女戦士』です。


 ファンタジーには数多くの女戦士が登場します。

 中には、力で男性を軽く凌駕するような実力者もおります。


 正史で一番有名なのは『ジャンヌ・ダルク』でしょうか。

 もっとも、彼女の場合は、女『戦士』というより女『将軍』という方が正しいです。

 日本史で有名なのは『巴御前』。

 こちらは、女武者ということになっております。


 しかし、普通に考えて、『戦士』として女性が軍隊(特に中世までは)で活躍することは、なかなかに難しいことです。

 軍規がしっかりしていないと『軍隊』なる男社会に女が入っていくことは、まず、貞操的に危険だと思います。都市警備のような仕事ならともかく、長期間の遠征などストレスのたまる任務では、普通の人間社会の良識を維持するのはなかなかに難しいものだからです。

 ジャンヌは、シンボリックな将軍でしたし、巴御前は、義仲の妻でしたから、手を出そうなどと思う輩はいなかったでしょうけども。


 能力的にも、例えばオリンピッククラスの人間ならば、確かに一般男性兵士を凌駕することはできましょうが、そこまで強い女性というのは、やはり特殊です。

 軍隊に入らず、冒険の仲間という形でならば、軍規云々は気にしなくてよくなりますが、なかなか男性より強い、というのはリアルに考えれば難しい。

 いや、それ以前に、そうやって男性と肩を並べる女性の場合、スレンダーグラマラスな体型としても、筋肉はムキムキのはず。華奢、ってことは、ないと思います。柔道やレスリングの女子の方は、スレンダーな選手でも、筋肉はスゴイ。

 昔、フィギュアスケートでは、『高いジャンプをするためには、足に筋肉をつけなくてはいけない。そうすると外見がマイナスになってしまう』というようなことを言われていたことがあります。

 現在のフィギュアのジャンプは『高さ』より『回転速度』を速くすることに主眼をおくことにより、足の筋肉をできるだけスレンダーに保てるようになったとか。完全に脱線ですが。


 まあ、そんなことをリアルに考えても、あまり意味はないのですが、ファンタジーの場合『魔法戦士』というジャンルがあって、『魔法』が筋力の差を補えるのであれば、女性でも能力的には最前線で戦うことはでき、整えるのは職場環境だけ、ということになります。

 弓や銃のような射撃武器も、筋力より命中率重視と考えれば女性が入り込めるかもしれません。


 もっとも、女戦士って、女性主人公なら、『戦う理由』がメインテーマだろうし、脇役なら、『ヒロイン』もしくは、単純な彩り的な添え物で、そんなことまでリアルに設定しなくてもいいという気もしなくはなかったり。


 ちなみに。


 剣を持って、肌も露わなセクシー鎧の美人戦士というのは、絵的には大好物ではあります。


 私の処女作(なろうには載せていません)は、モロ、そんな感じの女戦士の話でした。

 今読むとは、ツッコミどころが多すぎる黒歴史(しかも、エタった)若い頃は本当に煩悩だけで書いていたなあとしみじみ思います。

(今も、そうですけど)



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