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妖怪

 子供のころ、水木先生原作のアニメ、「ゲゲゲの鬼太郎」が大好きでした。

 『妖怪ポスト』に手紙を入れるのだと、母に訴えて、困らせたことがあるほどに。


 私が見たアニメの鬼太郎は『野沢雅子』さんの当てたものでした。

 自分が子供だったせいもあるけれど、今思い出しても、相当に怖いお話でした。

 時代が下り、何度かリメイクされるたび、鬼太郎は性格を変え、鬼太郎がどんなキャラクターだったのかで、実は世代がわかるというくらい、逆に言えば、長く長く愛された作品。


 鬼太郎のアニメで、どうしても忘れられない話が、妖怪「あかなめ」。

 もうずいぶん記憶の彼方なので、話が違っているかもしれませんが、下水に現れ、人々を恐怖に陥れた「あかなめ」のすみかに鬼太郎が乗り込むと、そこはピカピカで清潔な場所で。

 実は、「あかなめ」が穢れを浄化させる妖怪であったというお話。

 

 当時は高度成長期でしたから、公害問題に触れる妖怪ものというのは、実に多かったです。


 あとは、鬼太郎が、禁忌を破った人間を地獄送りにする話とかは、衝撃でしたね。

 

 放映時期のせいか、私の記憶で、永井豪先生の『ドロロンえん魔くん』と、妖怪が結構ごっちゃになっており(作風が全く違う作品なのに)双方の先生に、大変失礼だとは思うのですが、どちらの作品も、私に妖怪の魅力を魅せつけた作品でした。



 いつものファンタジーテーマからはちょっと離れましたが、闇に命を与え、新しい時代の中で消えていくあやかしたちにスポットを当てた偉大なる水木しげる先生に、心からの感謝とご冥福をお祈りいたします。


2015/11/30 水木しげる大先生 ご逝去によせて。



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