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ファンタジーと自由

いつもありがとうございます

今回は、『自由』について。

 まあ、漠然としておりますが。


 ファンタジーというのは、おおむね『中世』が舞台の封建社会なので、『自由民主国家』ではありません。

 貴族がいたり、領主がいたり。身分差別バシバシ。

 たまに、『庶民』は『自由』でいいねえ、などというお貴族様がおりますが、庶民の自由って、かなり制限されておりますから! って突っ込んだりして(笑)


 よくある『冒険者』は、あまり法に縛られず自由人として描かれることが多いですが、考えてもらえばわかることなのですが、「法に縛られない」ということは、「法に守られない」ということで、彼らは国家に守ってもらえない訳です。

 地に足をつけて生きていない人々は、昔から差別の対象でした。

 自由は、諸刃の剣。自由イコール幸福ではありません。


 昔、某ファンタジー映画で、王国のお姫さまが国民の自由と権利を訴えるという、非常に滑稽なシーンを見たことがあります。たぶん、感動的な、『自由』の叫びだったのでしょうけども……。

 現実に、イギリスや日本のように、皇族がいても民主国家であることはできます。できますが、その映画は、たぶん、そういう感じではなかったので。

「みんな、平等になる権利があるわ!」と、王女様に声だかに訴えられてもね…。

 ひねくれ者の私などは、彼女のセリフの後ろに『私以外は』と続けたくなっちゃうのであります。


 私自身の書いているファンタジーも封建社会なので、民主国家ではありません。そういうものをテーマに書いているわけではないので、流して書いていますが。

 たまには、自由都市みたいな場所を舞台に議会制度の都市国家のファンタジーを書いてみたいなあと、これをかきながら、漠然と考えております。


 しかし、このエッセイ自体、テーマが毎回テキトーで自由といえばそうなんですが、「これ、読んで、誰得?」と思わなくもないのであります(笑)

 でも、なんかつらつら書いていると、いろいろ作品アイデアが湧いてくるような錯覚にとらわれる今日この頃。もっとも、たいていは、『妄想』の範囲内で、お話になるレベルではありませんけどね。



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