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総括、のようなもの。

いつもありがとうございます。

おかげさまで、最終話です。

 ファンタジーは世界を作るジャンルであります。

 このエッセイも、ほぼ適当にその時々に思いついたことを書き連ねてきたわけですが、世界創生に必要なパーツを語りつくすことは不可能で、まだまだ、ファンタジーを書くときに使えるネタはいっぱいあるなあと思います。

 

 だいたいですよ? 毎回、統一性のないこの駄文が『ファンタジー』のひとことで総括されるということが、ファンタジーというジャンルの懐の深さをしみじみと感じたりするわけです。

 

 ファンタジーというのは、『中世ヨーロッパ風』『魔物退治』『勇者さま』的なキーワードで想像される典型的なヒロイックファンタジーですら、本来、『書き手』が『作り上げる』もしくは『決めておかねばならないこと』というのは大量にあります。

そもそも中世ヨーロッパって、超広範囲です。中世というのは、500年ごろから1500年ごろまで。

千年あります! しかも、ヨーロッパって、広いっす。

(とはいえ、作品によっては、中世というよりは産業革命手前くらいの文明レベルのものも多いように思いますが)


 ただ、歴史や地理に忠実なのがベストではないです。忠実にすると、設定にアラが少なくなるという利点はありますけれども。

 ファンタジーはもっと自由でもいいと思います。

 それこそ、中世ヨーロッパ風の世界で、陰陽師が式神操ったって、構わない訳です。ただ、異種文化パーツをはめ込むと物語の整合性を取るのが非常に難しくなります(実体験による自己反省)


 

 

 私は、このエッセイを書いたことで、なろうの読者層に、ディープなファンタジー読者層がいることをしみじみと知りました。そもそも、このエッセイ、最初は、テンプレファンタジーからファンタジーに入った読者さまや作者さまに、もっと広いファンタジーを伝えられたらいいなあという多少なりとも上から目線な気持ちだったわけですが、ふたを開けたら、自分の浅学ぶりを世間にさらし、感想欄でお勉強するという状態だったわけで、お恥ずかしい。

 思えば、このエッセイはなろうの双方向交流あっての作品で、カクヨムさんのような形式では成り立たない「なろう」発の作品だったと思います。(作品なんて、言えるほどスゴイものではありませんが)

 長い間、お付き合い頂きまして、本当にありがとうございました。


またそのうち、タイトルにRとかつけて復活するかもです(笑)

少しだけ小説に専念します(予定)

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