逆・わらしべ長者
掲載日:2026/10/06
昔、一本のわらしべから長者になったという評判の男がおった。
しかし、男は金の使い方をしらない。
立派な屋敷は旅人が乗っている馬の代わりにくれてしまう。
その馬も、足が弱ったからといって反物とかえてしまう。
その反物も喉が乾いたとミカンにかえてしまう。
そのミカンも泣き止まない息子をあやしてくれたからと、アブのついたわらしべに変えてしまった。
こうして男は、すっかりもとの素寒貧に戻ってしまった。
それでも男は幸福であった。
愚かな男の代わりになんとか生活できるほどにはへそくりを隠しておいてくれた嫁と大事な息子がいたからだ。
こうして、男は貧しいながらも幸せにくらしましたとさ。
めでたしめでたし。
前の童話が意外に反応がもらえたから、というわけではないのですが。
また、創作塾の課題で一つやってみました。
既存の童話を改変するのは、自分がどういうものが書きやすいのか、作風を調べるのにとてもいいです。
息抜きにもなりますので、ぜひやってみることをおすすめします。




