女神の祝福と人類の叡智を得た皇女は、シュークリームを捧げることを求められる
前世の私は、日本の軍オタで医学部生。
夜食の激辛カップラーメンを食べていたら、まさかのショック死。
目覚めた先は――自称「地球の神」と名乗る男の前だった。
彼曰く、姉が管理する異世界があり、そこに送ってほしいとのこと。
報酬は2025年までの人類の全技術知識と、姉女神からの特別な祝福。
……そして条件は「シュークリームを作ること」。
(世界を救うとかじゃなくて、シュークリーム?)
転生先は、剣と魔法が息づくヴィオナ大陸。
魔族、エルフ、ドワーフ、ハピナス、人間が共存するが、国同士の思惑は複雑。
私は大国ヴァレント帝国の第2皇女として生まれた――しかも誕生の瞬間、無数の精霊が実体化して産室を埋め尽くし、周囲は騒然。
外面は気品ある皇女、内面は普通の一般市民。
神の祝福で魔力量も耐久力も桁外れ、地球の知識も満載。
けれど、女神から聞かされたのは不穏な予言。
「世界の1/3はすでに妹に奪われている。邪神が復活すれば、今回は勝てないかもしれない」
精霊たちに愛され、魔法も技術も操れる私の異世界生活が、今始まる――
目的はシュークリーム作り。使命は世界を救うこと。
……多分、順番は逆になる。
夜食の激辛カップラーメンを食べていたら、まさかのショック死。
目覚めた先は――自称「地球の神」と名乗る男の前だった。
彼曰く、姉が管理する異世界があり、そこに送ってほしいとのこと。
報酬は2025年までの人類の全技術知識と、姉女神からの特別な祝福。
……そして条件は「シュークリームを作ること」。
(世界を救うとかじゃなくて、シュークリーム?)
転生先は、剣と魔法が息づくヴィオナ大陸。
魔族、エルフ、ドワーフ、ハピナス、人間が共存するが、国同士の思惑は複雑。
私は大国ヴァレント帝国の第2皇女として生まれた――しかも誕生の瞬間、無数の精霊が実体化して産室を埋め尽くし、周囲は騒然。
外面は気品ある皇女、内面は普通の一般市民。
神の祝福で魔力量も耐久力も桁外れ、地球の知識も満載。
けれど、女神から聞かされたのは不穏な予言。
「世界の1/3はすでに妹に奪われている。邪神が復活すれば、今回は勝てないかもしれない」
精霊たちに愛され、魔法も技術も操れる私の異世界生活が、今始まる――
目的はシュークリーム作り。使命は世界を救うこと。
……多分、順番は逆になる。
プロローグ 最後の晩餐と神々の前座
2025/08/09 13:00
2 誕生
2025/08/13 07:00