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作者: 松あこ

雪が降るたびに思うのです。子どもの頃に部屋から見た、それはもう美しいお月様!!雪に反射してそんな風になるの!?と驚きを隠せなかったのを覚えています。(ひとりでだったけど(笑))

その時の情景を留めておきたくて、書きました。

皆さんもそんなお月様に遭遇されたことはおありですか?


その日、帰って来たのは夜だった。


雪は止んでいたけれど


降り積もった雪はじわじわと


足のつま先の温度を侵食してくる


早く暖まろうと家に入ったその時だ


まだ明かりをつけていないのに


奥の部屋がとても明るかったんだ。


くもりガラスの窓から


驚くほどの光が差していた。


こんな時間に外でなにかやっている?


でもここは住宅街で


となりは駐車場の屋根がみえるくらい。



そっと窓を開けてみる…。


そこには…


それは綺麗な満月が


雪の表面を眩しいほどに反射させて


これ以上ないほどに光り輝いていたんだ


これほどの輝きを 後にも先にも


見ることがあるのだろうか…


周りの星もいつも以上に輝いている


一体これから

なんの舞台が始まるのかと

それはもう息を飲むほどに


誰の足跡もないまっさらな雪の表面


なにも始まらないのなら


思わず窓から飛び出して


駐車場の屋根の上


月の光とダンスする


そんな場面を心に描き


お月様にほほ笑みかける。


部屋の中は寒かったけど


窓を閉めることも


明かりをつけることも躊躇する。


このままずっと見つめていたい。


まるで一目惚れして恋をした


お月様の虜になった冬の夜

情景が少しでも見えて頂けたら幸いです。

あの感動を再び!!と、本当に思います。

そんな月を見られた方がいて、気持ちを共有できたならこの上なく嬉しいです。

お読み頂きありがとうございました。

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