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ぶいちゃ沼へのプロローグ

作者: ゆう☆@がんばりきれない
掲載日:2021/07/30

初心者あるあるです。

経験者は、初心者向けの所に、こんな理由でたまってる事も多かったりします。

2020年10月、新しいVR機器の発売!!

ricerca2が発売された。 VR機器でダントツに安かった初代ricercaで49,800円。 今回は更に安く、33,800円。

多くのVR機器はパソコンやゲーム機に繋がないと使えないのに、こいつは単独で使用可能。 コスパ高い!!

例の、四角い物体が飛んでくるのをライトセーバーでぶった切るゲームがやれる!!

ついに手に入れた!!


……。


「四角い物体を切り放題なのも面白いけど、これだけじゃなあ」


しばらくこればっかりやっていた。 確かに面白いけど、こればかりではさすがに飽きる。

次は何をやるかな。 そう考え、ストアを色々と見てみる。 あー、これは面白そうだなー。 今度買うか。

あー、これは無料なんだぁ。 試してみるか。

ん? 何だろこれ? よくわからないけどめちゃくちゃ評価高いぞ! とりあえず、調べてみるか。


そして気になり、「ぶいちゃ」ってやつを調べてみる。 なんか、VRの中にアバター着て入り込めるSNSらしい。 無料だし、やってみるか。


………。


公式のホームページでIDを登録する。 まあ、IDなんか何でもいいか。 春樹だから英語にでもしてスプリングウッドでいいか。


……。


ログインする。 チュートリアルで、移動の仕方にはまる。 移動しにくいなぁ。 なんだこの変な移動方法は。 何かが弓なりの点線の方に進んでいって、そこに一気に移動したぞ。 じゃあ、あれが俺のアバターって事か?

ネットでここのチュートリアル抜けたら必ず行けって書いてあった、JPチュートリアルマップ行ってつまらなかったらやめるぞ…。


そして、変な移動方法、ホロポートで苦労しながら、やっとJPチュートリアルマップまでやってきた。


「なんかペタってした壁だな。 ここが必ず行けって書いてあったところなのか? ここに何があるんだ?」


なんとか移動して、扉の向こうに行ってみる。


「壁に設定の仕方が書いてあんじゃん!! 移動方法の変更? やってみよ。 おー、普通に動けるじゃん!!」


なんて、設定を弄りたおしていたら、後ろで、「ビジターだー!!」なんて声が聞こえてくる。 ビジターって何だ? 珍しいのかな?


後ろから俺に声を掛けてきた。


「スプリングウッドさん、こんにちは。 いつ始めたの?」


何で呼ばれんの? 俺のID、何で分かるの?

振り向くと、そこに人がいた。 それから、獣とロボットも。 ここにいる人たち、みんな集まってきてないか? そして、頭の上に名前らしきものが。 自分の頭の上を見てみる。 そこには俺のIDが浮かんでいる。 これを見て、この人たちは俺の事を呼んだんだな。 あー、しまった。 人に呼ばれる名前になるんだったら適当に付けないで、いつもの名前にでもしとけばよかった。 名前、変えられるかな?


今言ってたビジターって俺の事か。


「ついさっき始めたんです」


そう答えると、


「分からないことあったら教えようか」

「案内してあげようか」

「もしよかったらきれいなマップあるから、これから行かない? それとも、ゲームの方が好き?」

「うーん、ゲームだったら、とりあえず、10個くらいはフェイバリットしてるのあるかな」

……。


なんかぐいぐい来るな…。 さすがに引くぞこれは…。

まあ、分からないからひとまず設定から教えてもらうか。


「ビジターって何ですか?」


と聞くと、


「このゲームのやり込み具合でランクが上がるんだよ」

「普通にアバターを自分で上げられるようになるのはニューユーザーからだね。 だから、まずはニューユーザーにななるところからだよ」

「ランクは、下から、ビジター、ニューユーザー、ユーザー、ノウンユーザー、トラステッドってあるんだよ」


とまあ、色々と教えてくれるが、


「フレンド増やすとランクが上がりやすいんだ。 公式の発表はないけどね。 って事で、フレンドビーム!」


すると、左下に封筒のようなマークが出てきた。 ホントか? 胡散臭いな。 言われたままフレンド申請を承認すると、気が付けば20人の人たちとフレンドになっていた。


「このマップは、人が集まりやすいんだよ」

「このマップならricerca2でも大丈夫だよー」

「あっ、そっちにあるポータルはPC版専用だから、スプリングウッドさんは無理だね」

と色々と連れて行ってもらえた。


ゲームが出来るマップ、きれいなマップ、現実にあるテーマパークそっくりなマップ、ホラー要素たっぷりなマップ…。

飛行機やロボットを操縦出来るマップまであった。

俺たち以外、見かけないなと思って聞いてみると、


「フレプラにしてるから、誰かのフレンド以外入ってこないよー」


と言っていた。


「他の人がいた方がよければ、パブリックだね。 まあ、外国人に話しかけられるかもだから、仲間が出来てからは行こうとする人も減るけど」


……。


「もう12時回ったけど、時間大丈夫?」


気が付けば4時間も経っていた。 もうそんな時間か。 そろそろ寝るか…。


「ちょっと待った! せっかくだから写真撮ろうよ! もう1マップだけ! 写真だけでいいから!」

「スプリングウッドさんは大丈夫?」

「大丈夫です」


すると、写真と言い出した人がポータルを出した。


「あれ? そこ、新しいとこ?」

「うん、一昨日見つけたんだ。 映えるよ」


と話しながら、次々そのポータルに飛び込んでいった。


「ほら、スプリングウッドさんも」


そう促され、ポータルに飛び込む。


飛び込んだ先はとてもきれいな夕焼けだった。

「この先が映えるんだよ」と手招きしてる。 待っててくれてる。 そこに追い付く。


「ほらここ。 こっちをバックにこう撮れば映えるでしょ?」


こんなきれいな場所があるんだな。 今日1日、色々と連れて行ってもらって、ゲームの中なのに、リアルで仲間と会っているような、不思議な気分になった。 リアルで会っている感覚なのに、場所は絶対にリアルでは有り得ないような場所ばかりだった。


「こっちをバックに並んで撮影でいいかな?」

「じゃあ、カメラこの辺?」

「あっ、もうちょっと待って! アングルが決まらない!」

「どの辺まで入ってる?」

「オレ、切れてね?」

「半分切れてるからもうちょっとこっち」

「この辺いけてる?」

「オッケー」

「それじゃ、各自、撮影開始で。 撮り終わったらカメラしまってね」


カシャカシャと、シャッター音が鳴り響く。 2~3分もすると、静かになった。 みんな、写真を取り終えたようだ。


「ricerca2はカメラ使えないんだよね。 トリッターの写真あげとくから、ID教えるからそこから取って」

「ありがとうございます」


この日はこれで解散となり、俺もログアウトした。


さっき聞いたトリッターを見てみると、撮った写真が上がってる。 これは記念になるな。 リアルでもあんまり写真は撮らないけど、ぶいちゃの中で写真を撮るのはいいかもしれないな。

それに、濃い1日だった。 色んなマップに連れてってもらったな。 あの人たちの掛け合いも見てて面白かったし、いつもつるんでるのかな。 何人かはお互い敬語だったな。 なんか、初めて会うっぽい話だったけど、どう見ても、普通に仲良かったな。 こんな人達のところに入れたらいいな。


そして次の日、「ぶいちゃ」にログインしてみる。

目的もないから、昨日最後に行ったマップに行ってみる。 ここはきれいなだけでなく、思い出のマップだ。


「スプリングウッドさん、こんにちは。 ここ、気に入った?」


昨日、このマップへのポータルを出した人が話しかけてきた。


「この後、人が集まったらみんなで宇宙人狼やるんだけど、スプリングウッドさんも来ない?」

「えっと、PCでって事ですか?」

「ぶいちゃの中で宇宙人狼出来るマップがあるから、そこでやろうって話だよ。 あの宇宙船の中に実際に入ってゲームするイメージだよ」

「なんか、凄そうですね」


こうして、みんなで過ごす時間が増えていく。 ただ、みんなはPCVRだから、俺が行けないところも多くある。 迷惑かけるからと言うより、ついて行けないのが我慢出来なくなり、ついついゲーミングPCを買ってしまった。 ランクも上がり、アバターもアップロード出来るようになり、更にハマっていく。


そう言えば、みんな、「ぶいちゃは基本無料だから。 基本で済む人はほとんどいないけど」なんて言っていたけど、こういう事か。 アバターくらいならちょっとした課金くらいの感覚で買えるけど、ゲーミングPCまで揃えるのはハードル高いからそんなにいないよな。 PCゲームをやってた人が多いのか?

聞いてみると、「ぶいちゃのためにPC買ったって人、たまに聞くよね」と一斉にとある人の方を向く。 彼はぶいちゃのためにゲーミングPCを買ったらしい。


「初心者狩り行こうぜ!」


1人が突然言い出した。


「スプリングウッドさん以来、全然ビジターの案内してないじゃん」

「初心者狩りって?」

「ああ、スプリングウッドさんは知らないんだ。 要はビジターを楽しいところに案内して、ぶいちゃ沼にはめようって話。 仲間が増えた方が楽しいじゃん」

「俺も狩られてたって事?」

「そういう事」


そしてJPチュートリアルマップで、ビジターが来るのを待ちながら、いつものようにダベる。


「あ、ビジターだ!!」

ricerca2は、英語に変換してくれれば本当の名前になります。

ぶいちゃは、あらすじで書いたとおり、そう略して呼んでいる人もいるので調べれば見つかると思います。

マップは、ワールドと呼ばれます。

トリッターは青い鳥のSNSです。


いつもと違って、物語的に書いているので文章下手です。

最後まで読んでくれてありがとうございます☆


このゲーム名がわかって、始めようと考えている人、始めた人は、感想とかででもID等を教えてくれればフレンド申請でお迎えに行きます。


評価とか感想は、優しくしてくれると嬉しいです☆

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