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25.5cm先の未来

私という存在がいつか



 空になりたい

 そんな滑稽なことを願ったこともある

 大きさというものに憧れて

 誰からも必要とされ、誰のものでもない

 それ故に全ての存在に嫌われることもある

 全てを愛し愛された上で、偏見で不当に貶される

 荒唐無稽な話だろう、それでもなお今も願う


 海になりたい

 そう思ったことはない

 空と比べて何も変わらないだなんて

 幻想がすぎている

 個人的に海は好きだ、泳ぐことはできないけれど

 しかしそれになろうとはしない

 それは自分がそれとなることに

 自分なりに苛立ちを感じるから


 手を伸ばすという行為が

 大成するという行為が

 何のために行われるのかはわからない

 きっとそれは私という存在がいつか

 私ではない心をもって知ることに

 繋がっていたのだった

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